就活エージェントは使うべき？利用するメリットや後悔しない就活の進め方を紹介します

就活エージェントについて

結論、「自分に合った就活エージェントであれば活用すべき」です。まずは、就活エージェントの仕組みとサービス内容について説明します。

就活エージェントとは

就活エージェントとは、「利用者（就職先を探す学生）」と「人を雇いたい企業」をマッチングさせるサービスです。学生一人一人に担当のキャリアアドバイザーがつき、内定獲得に向けてサポートをしてくれます。学生側は無料で利用でき、企業紹介だけでなく、エントリーシートの添削や面接対策もサポートしてくれるため、内定獲得の強い味方であると言えます。

就活エージェントの仕組み

就活エージェントを無料で利用できる理由は就活エージェントの仕組みにあります。就活エージェントは就活生にとって就職先を見つけるサポートの役割ですが、企業にとっては採用活動を成功させるためのパートナーです。多くの就活エージェントは採用に成功した企業からエージェント利用費を受け取っており、就活生が無料で利用できる理由も企業が費用を支払っているからと言えます。また、就活生が内定を獲得することが就活エージェントの価値となるため、内定獲得に向けた手厚いサポートを行ってくれることも特徴です。

就活エージェントを無料で利用できる理由はこちらの記事でも解説しています。

就活エージェントは利用すべき？

就活エージェントは効率的に就活を進めるためのサポートをしてくれます。
「忙しくて就活に時間を使えていない」
「そもそも何から始めたらいいか分からない」
といった人こそ就活エージェントを利用すべきです。

就活エージェントを利用すべき12の理由

ここまでは就活エージェントの仕組みや無料で利用できる理由について説明しました。ここからは就活エージェントを利用すべき12の理由を紹介していきます。

プロ視点のアドバイスを受けられる

就活エージェントは多数の就活生との面談や採用担当者からのフィードバックを通して、就活のノウハウを蓄積しています。就活エージェントを活用することにより、こうしたノウハウを共有してもらえるだけでなく、効果的な強みのアピール方法や面接時の受け答えなど、実践的なアドバイスをプロの視点からもらうことができます。

求人情報を紹介してくれる

希望条件や適性をもとに、自分に合った企業をピックアップしてもらえる点も就活エージェントを利用すべきポイントの1つです。数多くの企業のなかから自分に合った求人を探す時間や手間を削減することができ、志望動機の深掘りや面接対策により多くの時間を割くことが可能となります。エージェントによって得意としている業界や職種が異なるため、志望業界が決まっている人は特化型エージェントの利用をおすすめします。

非公開求人と出会える

就活エージェントには「非公開求人」を紹介してくれるサービスもあります。非公開求人はマイナビやリクナビといった就活サイトには掲載されていないため、自力で就活を進めても出会うことができない可能性が高いです。ニッチな業界のトップ企業など、待遇はいいがネームバリューがなくて採用に苦戦している企業が就活エージェントを利用していることが多くあるため、選択肢を広げるためにもどのような企業があるか相談してみましょう。

応募書類の添削をしてくれる

就活では、エントリーシートや履歴書など企業に提出する書類を準備する必要があります。誤字脱字や内容の不備があると、注意力が低く丁寧さに欠ける印象を採用担当者に与えることに繋がるため、作成した書類の添削は入念に行うようにしましょう。就活エージェントを活用することにより、担当アドバイザーに書類のWチェックを依頼することができるため、より確実にミスを減らすことができます。

面接対策や模擬面接ができる

面接対策は、実際に質問の受け答えを行い内容のフィードバックを受けることが重要となります。就活エージェントを活用することにより、プロの視点から客観的なアドバイスをもらうことができます。また、模擬面接という形式で、本番で想定される質問への対策をできることも就活エージェントを使うメリットであると言えます。選考を受けてから後悔しないために、面接対策を十分に行ってから選考に臨みましょう。

選考のフィードバックを受けられる

選考結果を次に活かすために面接官から直接フィードバックをもらいたいという人も多いと思います。忙しい採用担当者にフィードバックの時間を取ってもらうことは難しいですが、就活エージェントを活用することで間接的に採用担当者からのフィードバックを受けることができます。内定がもらえなくても次の選考に繋げることができるため、建設的に就活を進められます。

日程調整を代行してくれる

エントリーシートの〆切や面接日程の調整など、スケジュール管理をしっかりと行うことが必要となります。特に、本エントリーが開始となる3月以降は面接時間が重複しないか、対面実施かオンライン実施かなど、スケジュール管理が一層複雑になります。就活エージェントを活用することにより、面接日程の調整やリマインドをお願いできるため、スケジュール管理でのケアレスミスを減らすことができます。

キャリアプランの相談ができる

短期的なキャリアだけでなく、中長期的なキャリアを見据えて就活を行うことも意識すべきポイントです。自分なりに考えたキャリアパスを担当アドバイザーに伝えることで、そのキャリアを実現できそうな企業を紹介してもらえたり、なぜそのキャリアを希望しているのかを深掘りすることができます。キャリアパスが明確になっていると企業とのミスマッチを減らすことができるため、キャリア全般の相談を就活エージェントにすることもおすすめです。

心理的な支えになる

内定をもらえないと焦りを感じ追い詰められてしまう就活生は多いです。一人で就活を進めていると相談できる人がおらず、不安を抱え込んでしまい就活に対してネガティブになってしまいます。こうした就活への不安や悩みの相談相手としても就活エージェントを利用することができ、内定をもらえないプレッシャーを緩和することができます。

業界に特化したサポートを受けられる

体育会学生特化や理系学生特化、エンジニア職特化など、学生の属性や志望業界を絞って就活サポートを行っている就活エージェントもあります。特化型の就活エージェントを活用することにより、強みのアピール方法や志望動機の書き方、面接対策などで具体的なアドバイスを受けることができます。実現したい働き方や活かしたい強みが明確になっている人は特化型の就活エージェントを利用してみましょう。

内定獲得まで伴走してくれる

前述の通り、就活エージェントの役割は「就活生が内定を獲得し入社までサポートすること」です。各就活エージェントのサポート範囲にもよりますが、自己分析から内定獲得まで一貫して伴走してくれるサービスがほとんどのため、就活のパートナーとして頼ることができることも就活エージェントを利用する意義であると言えます。

経済的な負担を減らせる

就活支援サービスには「就活塾」や「就活サロン」といった有料のサービスも存在します。このようなサービスを利用することで社会人でも役立つスキルや自信をつけることができますが、費用を就活生が負担するため経済的に余裕のある就活生しか利用できないというデメリットもあります。就活エージェントは企業が利用費を負担しているため、就活生の経済的な負担がないことも気軽に利用できるメリットです。

悪質な就活エージェントの特徴

いかがでしょうか？就活エージェントは有効活用することで就活を有利に進めることができます。一方で、就活エージェントのなかには悪質なサービスを提供しているものもあります。ここからは就活エージェントを利用して後悔しないために、悪質な就活エージェントに多い特徴を紹介します。

希望していない条件の求人ばかり紹介される

基本的には希望条件や働き方を担当アドバイザーに伝え、条件にマッチする企業を紹介してもらう流れで就活を進めていきます。エージェントのなかには内定を取らせることを優先し、条件には合っていないが内定が出やすい企業を紹介してくるものもあります。希望していない条件の企業ばかりを紹介される場合、選考を受けてもうまくいかず時間の浪費となってしまう可能性があります。その就活エージェントを活用することで納得のいく就活ができそうかを指標に、利用継続を判断するようにしましょう。

とにかく選考を受けることをおすすめされる

紹介企業の選考を受けるように強要される場合も注意が必要です。前提として選考を受けるかどうかは就活生が判断することができます。選考数が増えると書類作成や面接対策にかかる時間が増え、非効率になってしまう場合もあります。紹介された企業のなかで取捨選択し、入社したいと思える企業の選考を受けるようにしましょう。

内定が出たら就活を終わるように促される

「オワハラ」という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。オワハラとは「就活終われハラスメント」の略で、内定を出した学生に就活を辞めるように働きかけることです。就活エージェントの仕組み上、内定承諾や入社をしないと報酬がもらえないため、内定承諾を強要してくる悪質なエージェントもいます。そのような状況で入社企業を決めてしまうと入社後に後悔する恐れがあるため、納得して就活を終わらせるためにも別のサービスの利用を検討しましょう。

連絡頻度に増減がある

「面談前はたくさん電話をかけてくるが出身校を伝えると音信不通になった」などのエージェントは利用したくないですよね。就活エージェントのなかには、内定に繋がりやすい学生には手厚いサポートをするが内定確度の低い人は蔑ろにするものもあるため、連絡の取りやすさは就活エージェントを選ぶ判断指標の1つになります。就活を一緒に進めるうえで信頼ができない担当アドバイザーの場合、担当変更を依頼するようにしましょう。

運営企業が信用できない

人材紹介業は資格さえあれば開業できるため、信頼性の低い就活エージェントがあるのも事実です。実績のある就活エージェントや大手の就活エージェントであれば、支援数や個人情報保護の観点で安心して利用できます。運営元も確認して判断してもいいかもしれません。

「就活エージェントはやめとけ」と言われる理由についてはこちらの記事でも紹介しています。

就活エージェントの選び方

就活エージェントを効果的に利用するためには、悪質なエージェントに引っかからず、自分に合ったサービスを選ぶことが重要になります。

口コミや評判を確認する

口コミや評判を調べることで、そのサービスを実際に利用した人のリアルな声を知ることができます。
「連絡がしつこくて途中でブロックした」
「希望条件以外の求人ばかり紹介された」
「大学名を伝えた後から連絡頻度が極端に減った」
など学生側への配慮に欠けると思われる口コミが多い場合、利用しても納得のいく就活にはならない可能性が高いです。利用してから後悔しないためにも、事前に口コミや評判を確認し、安心して利用できそうなサービスを選ぶようにしましょう。

使い続けられそうかで考える

就活エージェントを利用する目的は「内定獲得・入社企業選び」であり、言い換えれば内定を獲得・入社をするまで利用を続けることになると考えられます。連絡頻度や受けられるサポートの質など、自分に合っていないサービスを使い続けることがストレスになる場合があるため、自分に合ったサービスかどうか、連絡頻度やアドバイザーの対応はストレスがないかなども確認するようにしましょう。

求人内容や実績を確認する

紹介している企業や求人数、過去の実績を参考に就活エージェントを選ぶこともおすすめです。どのような企業を紹介してもらえるか事前に把握することは、サービスを利用する安心感に繋がります。非公開求人として求人を保有している場合には、初回面談時に自分の希望条件に合った企業を紹介してもらえそうか尋ねることで、自分に合った就活エージェントかを判断することができます。

就活エージェントを利用すべき人の特徴

ここまで就活エージェントの仕組みや利用すべき理由について説明してきました。
ここからは
「そもそも就活エージェントを使うべきか分からない」
「就活エージェントが自分に合っているか分からない」
といった人向けに、就活エージェントがどんな人におすすめかを紹介していきます。

就活の進め方が分からない

就活を1からサポートしてほしい人は就活エージェントとの相性が良いと考えられます。自己分析から内定までを一貫してサポートしてくれるサービスを利用することで、就活に対する不安を削減できるだけでなく、確実に内定獲得に近づくことができます。今抱えている悩みの相談だけでも問題ないので気軽に利用してみましょう。

効率的に就活を進めたい

株式会社マイナビが2023年に行った調査では「就活にもタイパ（タイムパフォーマンス）を求める学生」が増えており、特に企業探しのフェーズにてタイパを意識しているという分析結果が出ています。就活エージェントを活用することで企業探しの時間や手間を削減できることから、効率的に就活を進めたい人も就活エージェントを活用するメリットが大きいと言えます。

参考：株式会社マイナビ｜「タイパ就活」のメリット・デメリット【2023年最新調査より分析】

就活をする時期に希望がある

「夏休みまでに就活を終わらせたい」
「部活に集中するために早めに終わらせたい」
「○○の試合が終わったら就活をしたい」
「教育実習期間中は就活をいったん止めたい」
など就活時期に希望がある場合も、就活エージェントの利用が効果的です。初回面談時に就活を終わらせたい時期や希望を伝えることで、そこから逆算した就活スケジュールを提案してもらえます。スケジュールを組むことでやるべきことも明確になるため、内定を目指して着実に選考対策を進めることができます。

サポートを利用する流れ

ここからは、就活エージェントを試してみようと思った人向けに、一般的な就活エージェント利用の流れを説明していきます。

就活エージェントに登録する

まずはどの就活エージェントを利用するかを決めたうえで、サービスへの登録をします。
多くのサービスは公式ホームページや公式アカウントに登録フォームがあり、

• 名前
• 連絡先
• 年齢（学年）

などの基本情報を入力することで登録完了となります。
登録後は担当アドバイザーから連絡が入り、面談日程の調整をする運びとなります。基本的に電話での連絡が多いため、どうしても電話に出るのが難しい場合は対応可能な時間帯をあらかじめ伝えるか、メールで連絡してもらえるように記載しておきましょう。

担当アドバイザーと面談

日程調整を行った後は、実際に担当アドバイザーと面談を行います。この面談では、就職活動に対する現時点での悩みや、あなたがどのような人なのかをアドバイザーに伝えます。伝えた情報をもとに担当アドバイザーは紹介する企業をピックアップするため、企業に求める条件などがすでに固まっている場合はこのタイミングで伝えるようにしましょう。また、面談後に適性検査を受講するように依頼された場合もあります。就活を効率良く進めるためにも、依頼があった際は早めに対応することを心がけましょう。

企業紹介

担当アドバイザーは面談で話した内容をもとに、求職者に合った企業をピックアップし紹介してくれます。面談時に伝えた希望条件に沿って企業を選んでくれてはいますが、万が一興味のない企業を紹介された場合には、無理に選考を受ける必要はありません。納得して就活を進めるためにも選考を受ける企業を精査し、あまりにも的外れな企業ばかりを提案される場合は、希望条件を具体的に改めて伝え直すようにしましょう。それでも変わらない場合は、担当アドバイザーの変更依頼や別サービスを利用も検討しましょう。

エントリーシートの添削

就活エージェントでは企業紹介だけでなく、内定に繋げるためのサポートも行ってくれます。企業に対して自己PRや志望動機を伝えるための書類であるエントリーシートを正しく書けていないと、強みや入社への熱意が採用担当者に伝わらない可能性があります。就活のプロであるアドバイザーにエントリーシートをチェックしてもらうことで、言葉遣いや文章構成のアドバイスを受けることができ、クオリティの高い自己PRや志望動機を作ることができます。

面接対策

面接対策も就活エージェントで活用すべきサービスです。自分一人で面接対策を行うことには限界がありますが、担当アドバイザーに面接官役を務めてもらうことで本番を想定した面接対策を行うことができます。特に、志望企業が定まっている場合には模擬面接というかたちで、実際の面接で聞かれるであろう質問に対する受け答えを練習でき、通過に向けた的確なフィードバックを受けることができます。練習をした分だけ、本番での緊張や狼狽を減らすことができるため、可能な限り時間を取るようにしましょう。

アフターフォロー

就活エージェントを活用するメリットは内定獲得後にもあります。内定をもらった後に提示される「労働条件通知書」の内容確認を一緒に行ってもらうことで、入社前の不安を解消することができます。

まとめ

就活エージェントは適切に利用することで就活を効率良く進める強い味方となります。どのようなサポートを受けたいか、自分に合ったサービスはあるかを考えて就活エージェントを利用するか検討しましょう。また、就活エージェントはあくまでも相談相手の1人です。納得して就活を終わらせるためにも、就活エージェントに言われたことだけを鵜呑みにせず、自分自身の判断で就活を進めるようにしましょう。

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部活動経験などを通じて得た、強みやアピールポイントを一緒に考えます。
また、試合期間や教育実習期間を考慮して就活を進めることができます。
就活に出遅れた、と感じる方も大丈夫。
エージェントを活用して、効率よく就活を進めましょう。
※他のエージェントとの併用や自分自身で進めている選考と並行した利用もOKです！

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