就職・転職ノウハウ

部活動の途中退部は就活にどう響く?選考への影響や対策方法を解説

部活動から身に付けられる経験は就職活動でアピールできる強みとなります。一方で、やむを得ない事情で退部してしまった学生にとっては、退部経験が就活でどのように影響するのか不安を感じるかもしれません。
この記事では
「部活動を退部することで就職活動が不利になるのか?」
「就活のために部活動を辞めることはありか?」
といった疑問に答え、対策方法まで解説していきます。

部活動の退部経験で就活が不利になる?

部活動の退部経験が就活で不利になってしまう理由は?
結論、就活で不利に働くかは退部理由と志望企業により異なります。まずは退部したことが不利になってしまう理由を押さえて、自分に当てはめて考えてみましょう。

辞めた理由によって影響は異なる

「なぜ部活を続けられなくなってしまったのか」がポイントとなります。

  • 部活の練習が厳しくて続けられなくなった
  • 人間関係がうまくいかなかった
  • 部活に対する熱意がなくなった

のような理由で退部している場合、忍耐力やコミュニケーション能力が低いと判断されてしまい、就活でも不利になると考えられます。
一方で、

  • 立てた目標を達成しやり切った
  • 大怪我で競技継続が難しくなった
  • 大学3年生で引退と決まっている
  • 留学や課外活動を優先するため

といったやむを得ない事情や叶えたいことのために辞めた場合は、不利に働くことは少ないと考えられます。

体育会学生枠での就活は難しい

すでに部活を退部している場合、体育会学生の採用枠へ応募することは難しいといえるでしょう。一般学生の新卒枠で就活を進めることになるため、ガクチカで話せる別のエピソードの準備や、面接対策を入念に行い受け答えを準備しておく必要があります。

不利にならないための対策

基本的に部活の退部経験が就活で有利になることは限りなく少ないと考えられます。ここからは退部経験による就活への影響を最小限にするために準備できる対策方法について解説します。

なぜ辞めることになったのかを明確にする

部活を辞めた原因がポジティブネガティブかにより、企業の受け取る印象も変わってきます。また特に理由がなく辞めている場合は飽き性で忍耐力がないと捉えられてしまう場合もあるので注意が必要です。可能な限り、退部理由はポジティブな表現に言い換えるか、明確に説明できるようにしましょう

部活動以外の経験をアピールする

退部をしている場合、部活動に固執する必要はなく、ガクチカや自己PRを部活動以外でのアピール内容することで、退部したことに触れることなく選考を進めることができます。部活を辞めてから全力で取り組んだことがあれば、それを軸にしてアピールするようにしましょう。

就活を理由に部活動を辞めない

就活と部活の両立ができるか不安」という理由で部活の継続を悩んでいる体育会学生もいると思いますが、就活のために部活動を辞めることは、おすすめしません。ここからは部活を続けるメリットや部活と就活を両立するコツを解説していきます。

部活を続けるメリット

部活を最後まで続けるメリットは3つあります。

他の候補者との差別化ができる

一般社団法人日本私立大学連盟が発行している『私立大学学生生活白書2022』によれば、スポーツ・レクリエーション活動に参加している大学生は全体の17.7%であり、部活動として競技に携わっている学生はここからさらに少なくなると考えられます。このことから、大学で部活動に所属し活動している経験自体が、他の就活生との差別化に繋がると言えるでしょう。

ガクチカのエピソードに使える

部活動での経験をもとにガクチカを作ることにより採用担当者の印象に残るアピールをすることが可能です。大会での結果だけではなく、挫折を乗り越えた経験などをアピールすることで、仕事においても結果を出すために粘り強く取り組んでくれそうという印象を与えることができます。強みを言語化し、端的にアピールできるように準備をしましょう

やり切る力をアピールできる

学業と部活、アルバイトを並行する忙しい日々を体育会学生が過ごしてきたと思います。こうした厳しい環境から逃げ出さず、最後までやり抜いた経験は企業から高評価となると考えられます。目立った結果を残せていなくても、目標に向かってどのように努力していたのかを課題と対策に分けて考え整理することで、部活を通して身に着けた強みを明確にすることができます。

部活と就活を両立させるコツ

部活を最後までやり切ることで就活に大きなメリットがあることが分かりました。ここからは忙しい体育会学生向けに、部活と就活を両立させるためのコツを紹介していきます。

自己分析から就活の軸を作る

スポーツでは試合で活躍するために練習が必要となります。就活もスポーツと同じで、基礎となる自己分析に時間をかけることが重要となります。自己分析では自分の向いている業界職種、働き方やキャリアビジョンといった就活の軸を固め、効率的に企業選びをできるように準備をしておきましょう。

スケジュールを把握して行動する

就活スケジュールは内定まで早くて半年、長くて1年半ほどと言われています。近年は就活の早期化している傾向があり、「就活解禁」といわれる3月1日から就活準備を始めるスケジュールでは、出遅れてしまう可能性があります。練習や試合の合間で就活を進めるためにも、空き時間がどこにあるかを整理するほか、オフシーズンの間に就活準備を進めておくようにしましょう。

OBOGや同期から情報収集をする

OBOGや同期に就活の相談ができることも体育会学生の強みです。特にOBOGとのつながり次第ではリファラル採用で選考を受けられる場合もあるため、困ったときは積極的に相談してみましょう。

こちらの記事で部活と就活を両立させる方法を詳しく解説しているので、興味がある人はぜひご覧ください。
【保存版】部活と就活を両立させたい体育会学生必見!効率的に就活を進めるポイントをご紹介

体育会学生特化の就活エージェントを活用する

就活エージェントとは、一人一人の学生に担当のアドバイザーがつき、内定獲得に向けてサポートするサービスです。なかでも、体育会学生に特化した就活エージェントを活用することにより、スポーツ経験を高く評価してくれる企業の紹介を受けることができたり、部活経験の活かし方のアドバイスを受けることができます。

こちらの記事で体育会学生特化の就活エージェントをまとめているので、併せてぜひご覧ください。
体育会系特化の就活サイト・エージェントおすすめ15選!

体育会経験を就活に活かすならマイナビアスリートキャリアに相談してみよう

まとめ

部活を辞めたことにより就活が有利に進むことはほとんどないと考えられるため、部活経験を就活に活かしたい場合は可能な限り最後までやり切ることをおすすめします。また、やむを得ない事情で退部している場合は、退部した理由を明確にしたうえで、面接時に聞かれた際にはポジティブな回答ができるように準備しておくと安心です。就活のために部活をやめるか迷っている人は、どちらも両立できないかもう一度考え、就活エージェントを活用することも視野に入れるようにしましょう。

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部活動経験などを通じて得た、強みやアピールポイントを一緒に考えます。
また、試合期間や教育実習期間を考慮して就活を進めることができます。
就活に出遅れた、と感じる方も大丈夫。
エージェントを活用して、効率よく就活を進めましょう。
※他のエージェントとの併用や自分自身で進めている選考と並行した利用もOKです!

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