就職・転職ノウハウ

【例あり】部活動経験を活かすエントリーシート(ES)の書き方

就職活動で必要なエントリーシート(ES)の書き方について。
部活動経験を盛り込んだ自己PRやガクチカの書き方を紹介!
また、アピールする強みがない場合の考え方や見つけ方もこのページで確認しましょう。

エントリーシート(ES)とは

採用選考に使う書類のことを指します。
フォーマットは企業ごとに異なり、文章だけではなく、写真や絵などを提出する場合もあります。
志望動機や自己PR、学生時代にがんばっがこと(ガクチカ)などを求められることが多く、選考者がどのような人かを判断するための重要な材料のひとつです。

エントリーシートと履歴書の違いは?

履歴書は氏名や住所、連絡先などの個人情報、今までの経歴、スキルなどを伝える書類です。
こちらの書類については、採用後に従業員データとして保管される場合があります。
基本的に大学独自のフォーマットで問題ありませんが、企業から指定される場合もあります。

ES作成で気を付ける事

エントリーシート 部活 ES作成で気を付けること

内容や言葉遣いで気を付ける点

・主語は「私」
基本的に、主語は「私」です。
「僕」などは使わないようにしましょう。

・「です、ます」が基本、話し言葉はNG
話し言葉と書き言葉を意識して作成をするようにしましょう。
例えば
「○○したんです」→「○○しました」
「書かなくて」→「書かずに」
「やっぱり」→「やはり」
「色んな」→「色々な/様々な」

・「部活」「バイト」などの略語は使わない
正式な文章なので、正式な名称を使うようにしましょう。
例えば
「部活」→「部活動」
「バイト」→「アルバイト」
「高校」→「高等学校」
「陸上短距離」→「陸上競技 短距離種目」

・顔文字や記号の利用は避ける
エントリーシートでは、「!」「(笑)」などの記号や顔文字は使いません。
文字だけでの表現はやや難しいと感じるかもしれませんが、言葉で想いを伝えるように心がけましょう。
資格や箇条書きの際、見やすくするために「■」や「●」などを使うことは問題ありません。

・誤字脱字に気を付ける
あなたの人となりを判断する材料となるエントリーシートでは誤字脱字が無いように細心の注意を払いましょう。
送り仮名や同音異義語などは、特に間違えやすい項目です。
経歴に記載する卒年も高校から記載する場合が多いので、記載間違いが無いようにしましょう。
以下のような、入学・卒業年度自動計算表が便利です。
【履歴書】西暦・和暦両対応 入学・卒業年度自動計算表(年号早見表)

・企業にあった志望動機になっているか
通常、志望動機は企業により異なります。
各企業の理念やミッション、業務内容にあわせて作成することが望ましいです。
複数企業分のエントリーシートをまとめて作成する際、間違えて違う企業の志望動機を記載しないように気を付けましょう。

・日付は投函日または提出日
エントリーシートの日付は提出日が基本です。
郵送をする場合は投函日を明記するようにしましょう。

手書きの場合に気を付ける点

エントリーシート 部活 手書きの際に気を付けること
基本は、黒いホールペン又は万年筆で記入をするようにします。

・丁寧に書くこと
面接官は何十枚~何百枚もエントリーを見ているプロです。上手い・下手ではなく、丁寧に書くことを心がけましょう

・消えるボールペンは使わない
正式な書類では消えるボールペンを使うことはありません。
提出後に消えてしまうことを避けるためにも、黒のボールペンまたは万年筆で書くようにしましょう。

・修正液は使わない
間違えた場合は、二重線もしくは書き直しをするようにしましょう。
できるだけ書き直すことをおすすめします。

・余白について
大きな余白はできるだけなくすことが鉄則です。
余白が多すぎると、面接官に「やる気がないのかも」「志望度が低いのかも」と勘違いされてしまいます。
一方で、指定された枠からはみ出して書くことも望ましくありません。
だからと枠からはみ出すほど書く必要もありません。適度に調整して書くようにしましょう。

・手書きで作成する際のおすすめ方法
下書き用の紙を用意して、練習として一度全部埋めてみましょう。
誤字脱字や文字量を確認し、問題が無くなったら清書をするのが一番間違いなく進められます。

PC作成の場合に気を付ける点

エントリーシート 部活 PCで作成する際に気を付けること
PC作成の際に、よくあるケアレスミスをご紹介します。
いずれの場合も、文章の作成が終わったタイミングで、再度確認をすることでミスを防ぐことができます。

・話し言葉になりやすい
PCで作成した場合、実際に書くよりも、より話し言葉を利用してしまう場合が増えたり、「です・ます」と「である・○○だ」のような文末が混在している文章になりがちです。必ずWチェックをするようにしましょう。

・脱字や変換ミスに気を付ける
PCの変換履歴などの影響で、思ってもいなかった変換ミスや環境依存文字を使用している場合があります。変換ミスや文法のミスはWordのスペルチェック機能を活用することで見つけることもできますよ

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部活動経験を活かした自己PR・ガクチカの書き方

では次に、エントリーシートで記載する自己PRやガクチカの書き方を紹介します。

部活動経験を活かす際のポイント

ポイントは全部で3つ!
【ポイント1】
立てていた目標は具体的に
目標は漠然としたものではなく、具体的な目標を記載する必要があります。
また、目標の難易度についても、競技の素人である企業の面接官にも伝わるような表現を意識しましょう。

【ポイント2】
課題と課題解決に向けた行動を書く
どのように行動したのかをエピソードを交えて、具体的に記載しましょう。
面接官が気になるのは、目標を達成できたかどうかではなく、目標に対してどのような行動をしたか、です。

【ポイント3】
経験から得た強みと企業での活躍
部活動経験や課題解決のための行動から得た強みを、企業でどう活かすか記載します。
必要な最後のピースですので忘れないようにしましょう。

例えば野球だと、以下のような文章を作ることができます。

野球を通してコツコツと正しい努力をする事の大切さを学ぶことで得た「忍耐力」が私の強みです。
私は大学4年間、全日本大学野球選手権に出場し神宮球場でプレーする事を目標に野球に取り組みました。
各地からレベルの高い選手が集まる中で当初レギュラーを獲得することは困難と言われておりましたが、自分自身の強みは何かを分析しこのチームで出場するためにはどこを磨けばいいのか考え練習に取り組みました。
 
チームの課題は打撃が弱いという点でした。私自身は打撃には自信を持っておりそこを徹底的に磨きコツコツ努力することが出来れば試合に出場するチャンスはあると考えました。
チャンスが来るまで努力し続けることは苦しく、本当に結果が出るのか分からない中で不安との闘いもありましたが無事レギュラーとして神宮の舞台にも立つことが出来ました。
 
私はこの経験から培った「忍耐力」は貴社においてこそ発揮できると考えております。
昨対比150%の売上成長を遂げ、変化の激しいIT業界に身を置く貴社は、成果が出るまで諦めずに頑張りぬく力が求められると思います。
野球で培った「忍耐力」という強みを活かし、絶えず努力し続け業務に取り組んでいきたいと考えております。


以下の記事では競技別で詳細を掲載しています。ぜひチェックしてみてください。

\関連記事はこちら/
部活動別自己PR
野球部の自己PRの作り方
サッカー部の自己PRの作り方
陸上競技部(短距離)の自己PRの作り方
マネージャー・主務の自己PRの作り方

転職に役立つ自己PR
スポーツ経験を活かした自己PRの作り方

強みと弱みは紙一重

皆さんが「これは私の弱みだ」と思っている点は、実は強みかもしれません
例えば、以下のように言い換えることもできます。
◆頑固→粘り強い
◆うるさい→元気で明るい
◆おしゃべり→人と話すことが好き
◆心配性→責任感が強い
など、自身の強み・弱みを考える際に参考にしてみてください。
また、企業が求める像によって、強みと弱みを書き換えることもおすすめです!


志望動機の書き方

では、次に志望動機の書き方です。
志望動機は企業の考えや仕事内容と自身の価値観や経験などと合致する点を探すと考えやすいです。
エントリーシート 部活 志望動機の作り方

例えばどんな表現になるのか、一例を紹介します!
以下を確認して、自分の志望動機の参考にしてください。

例1:理念に共感する場合

会社の○○という理念に共感しました。
なぜなら私は部活動で○○という経験をして○○と感じたからです。

例2:業界や職種に共感した場合

○○という経験から、将来は○○という業界(職種)で働きたいと考えていました。
そこで貴社の○○というポジションに魅力を感じ、志望いたしました。

例3:先輩の紹介の場合

以前、貴社の○○様から仕事内容や会社の雰囲気についてお話しいただいた際、○○という点にとても魅力を感じました。

「まとめ」も忘れずに

自分が入社したらどんな風に活躍するか・貢献していきたいかを必ず書くようにしましょう
面接官は、「入社したらどんな風に活躍するだろうか」とイメージしながら志望動機を確認しています。
具体的にどんな活躍をしたいか、自分自身がどんなイメージを持っているかをしっかり伝えるようにしましょう。

ポイントは具体性

志望動機では、ただ「ここがいいと思った。」ではなく、どうしていいと思ったのかを具体的に記載するようにしましょう。
面接官の中には「競合他社ではなくどうして自分の会社なんだだろう」を知りたい人も多くいます。
自己分析をして企業との共通点を持つことで、その点も払しょくできるはずです。

よくある質問

エントリーシート 部活 よくある質問
最後に、エントリーシート作成でのよくある質問をまとめました。

競技成績がなく、自分をアピールできない

先ほども記載しましたが、大切なことは「成績」ではなく「経験」です。
掲げた目標が達成できないから必ず落ちるということではなく、そこから何を学び今に活かしているか、学んだことを企業でどう生かしていきたいかを見ています
まずは競技成績だけではなく、自分自身が競技を通じて成長したなと思う点をいくつもあげて整理してみましょう。

何をアピールしたらいいのか分からない

自己分析をして伝えたいことがたくさん出てきたからと言って、一度にすべてを伝えると面接官も混乱します。
企業の求める人物像に合わせて変えることも有効ですし、優先順位をつけてアピールすることを心がけましょう

作成は手書きとPCどちらがいいの?

企業から指定がなければ、基本的にどちらで提出しても問題ありません
応募要項に「手書きの履歴書」と指定がある場合は、手書きでの提出が必要です。
不安であれば、面接担当者に確認するようにしましょう

ES添削をエージェントに任せるのも◎

就活エージェントはいわば「就職活動のプロ」です。
ほとんどのサービスを無料で利用できることから、気軽に相談できます。
「エージェントに登録するのが不安」という方向けに、メリット・デメリットをまとめた記事もあるので、合わせてご覧ください!

エントリーシート 部活 【口コミあり】「就活エージェントはやめとけ」と言われる理由とは?

まとめ

いかがでしたか?
エントリーシートの書き方のコツや自己PR・ガクチカで部活動経験を盛り込むコツがわかったと思います。
マイナビアスリートキャリアでは、エントリーシートや履歴書作成のサポートを無料で行っています。
「部活と就活の両立が大変」
「自己分析が上手にできていない気がする」
という悩みを抱えている方は是非お気軽にご相談ください!

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