就職・転職ノウハウ

【サッカー部専用】例文あり|部活動経験をアピールした自己PRの書き方

就職・転職活動準備

就職活動における自己PRでは、自分の今までの経験や学んできたこと、今後活かせるスキルなどをアピールします。
 
企業側は自己PRを見ることで、応募者がどういう人なのかを知り、会社でどう活躍してくれるのかをイメージします。
そのため自己PRは選考において重要な項目で、企業側は必ずチェックします。
 
ありきたりな内容にならないよう、競技を通じて「経験したこと・学んだこと・今後活かせること」を取り入れ、自分らしい自己PRを作成しアピールしていきましょう!

自己PRとは

自己PRやガクチカは、自分の今までの経験や学んできたこと、今後活かせるスキルなどをアピールするものです。
企業側(面接官)は自己PRを見ることで、就活生の皆さんがどういう人なのかを知り、会社でどう活躍してくれるのかをイメージします。
そのため自己PRは選考において必ずチェックされる、重要な項目です。

サッカー経験をアピールできる強みの例


まずは、サッカー経験を自己PRでアピールする際に使える強みの例を紹介します。
自分自身の経験に当てはめて、どのような強みをアピールできそうか考えてみましょう。

コミュニケーション能力

サッカーはチームメイトと連携し得点を目指す競技のため、味方との意思疎通が重要となります。
プレー中のみならず、ピッチ外でもチームメイトとコミュニケーションを取る機会も多いと思います。
コミュニケーション能力は社内調整や商談など、仕事においても必要なスキルとなるため、積極的にアピールしましょう。

課題解決力

試合に勝つためには、チーム単位ももちろんですが、選手一人ひとりが課題克服をする必要があります

課題解決の例(サッカー)
周りを見てからの判断が遅い=丁寧なトラップでファーストタッチに余裕を持つ
高さで競り負けてしまう=ポジショニングを意識し競り合う前に先に触る


また、自分の弱点に向き合い解決する力は、ビジネスにおいても必要となります。

課題解決の例(ビジネス)
商談で踏み込んだ話ができない=アイスブレイクで距離を詰める
アポイントが取れない=メールや電話のスクリプトを変えてみる

課題解決力は「自走できる力」とも言い換えられるため、会社としても魅力的な人材であると言えます。
具体的なエピソードとともにアピールしましょう。

傾聴力

傾聴力とは、「相手の話に真剣に耳を傾け、理解しようとする能力」です。
サッカーでは、監督からの指示、指導を受けてプレーする場面が多くあります。
「言われたことをただやる」のではなく、背景にある思考まで捉えることで、パフォーマンス改善に繋がっているはずです。
仕事も同様で、なぜこの仕事を任されたのかを理解して取り組む人の方が成長できるとされています。
実際に傾聴力を活かしたエピソードがあれば、自己PRで活用してみましょう。

分析力

選手としてプレーしながら、チームの戦略を決める役割を担っている方もいるのではないでしょうか。
特に、選手主体のチームであれば、試合の組み立て方などを選手間で考えることになります。
自チームの強みや相手チームの弱みを分析し、作戦を立てることで、分析力を養うことができます。
課題解決力と同様に、自己を見つめるために必要な能力のため、社会人として必須のスキルと言えます。

牽引力

牽引力は、周りを巻き込み引っ張る力です。
キャプテンとして活躍する選手だけでなく、各ポジションのキーマンは有利に試合を動かすために周りを動かすことがあると思います。
また、スタメンではないが練習で人一倍努力をしている選手がいると、周りのモチベーションも上がりますよね。
こうした選手の持つ牽引力を、チーム単位で働く企業は魅力的に感じていることが多いです。
他己分析を行うことで、牽引力があることに気づくこともあるため、チームメイトに聞いてみましょう。

自己PRを作る際のポイント3つ

自己pr サッカー 自己prを作成するポイント
自己PRを作るときのポイントは3つ!
【1】具体的な目標
【2】課題と課題解決に向けた行動
【3】経験から得た強みと企業での活躍

自己pr サッカー すべてのスポーツ経験者の就職・転職をサポート。まずはお気軽にご相談ください。

修正前の自己PRをチェック

今回はサッカー部に所属するTさんの自己PR文を一緒に改善していければと思います!

Tさんの自己PR文

私は、体育会のサッカー部に所属しております。
誰よりも努力し、練習を続けることで、レギュラーになることができました。
この経験を活かし、貴社でも活躍をしていきたいと考えています。

この自己PR文を、上記の【1】【2】【3】のポイントを踏まえて改善してみましょう。

【1】具体的な目標

「体育会のサッカー部に所属している」という経験は素晴らしいものでありますが、そのチームがどういうチームなのか、自分がどのような立ち位置なのかを記載することで、より具体的な内容を採用担当の方に伝えることが出来ます。


× チームの詳細が書いていない
私は、体育会のサッカー部に所属しております。

〇 具体的なチームの詳細が書いてある
私は、100名が所属するサッカー部で全国大会出場を目標に活しております。

◎ 具体的なチームの詳細が読み手に分かりやすいよう表現されている
私は、体育会のサッカー部に所属しており、全国大会出場に向け日々精進しております。
サッカー部は100名の部員が所属しており、トップチームを含め全4チームで活動をしております。しかし、私は入部当初下から2番目のチームにおり、トップチームでレギュラーになることは不可能な目標と周囲には言われました


【2】目標に対しての課題と解決に向けての行動

皆さんの経験をアピールするためには、どれだけ困難な目標に取り組んだのか、企業に伝えることが必要です。また、どれだけ目標に対する結果が素晴らしいものでも、その中身が漠然なものでは、自己PR文としては失敗作といえます。
そのため行動は漠然としたものではなく、具体的な行動を記載する必要があります。


× 課題が述べられていない、行動も漠然としている
誰よりも努力し、練習を続けることで、レギュラーになることができました。

〇 課題と解決に向けての行動が書かれている
私がレギュラーになることが出来ない要因としては、体格と、発信力がない点でした。
私は自身の課題を解決するために以下2点を重点的に行いました。
1点目は体格の問題を解決するために、食事の見直しと毎練習後に筋力トレーニングを行うようにしました。
2点目は発信力のなさを解決するために、チーム練習の際に声掛けを行いました

◎ より具体的に課題と解決に向けての行動が書かれている
私がレギュラーになることが出来ない要因としては、体が弱く当たり負けをしてしまう点と、発信力がない点でした。
私は自身の課題を解決するために以下2点を重点的に行いました。
1点目は体が弱く当たり負けをしてしまうことを解決するために、食事の見直しはもちろん、毎練習後に体幹トレーニング2分×5セットと、筋力トレーニング1時間を行うようにしました。
2点目は発信力のなさを解決するために、まずは後輩に対しチーム練習の際に1日最低5回の声かけを行いました。私の所属するサッカー部は実力も必要ですが、トップチームに入るためには発信力も必要です。そのため、自分の弱みである発信力を克服しようと思いました。


【3】経験から学んだ強みと、その強みを社会でどう活かすか

サッカーの経験やその経験から得た強みを、企業でどう活かすか。自己PRに必要な最後のピースです。
サッカー部で培った強みを企業で活かせる強みに「変換する」作業は非常に難易度が高いものですが、大学卒業後、企業で活躍するには避けては通れないステップです。
気合を入れてチャレンジしてみてください!


× 経験から得た強みが言語化できていない。企業で活躍するイメージも抽象的
この経験を活かし、貴社でも活躍をしていきたいと考えています。

〇 経験から得た強みを言語化し、企業で発揮できる場面が想定出来ている
この経験から得た、「課題解決力」を武器に、貴社においても自らを日々修正・成長しながら業務に取り組んでいきたいと考えております。

◎ 企業の特徴に合わせて、強みをアピール出来ている
営業職において自らの弱みを修正し、目標に向け努力出来るということが成長に一番大切であると私は考えております
サッカー部で培った「課題解決力」という強みを活かし、貴社においても自らの弱みを修正し、目標に向け努力して参ります。

以上の改善点を組み合わせて、ひとつの文章にまとめると、以下のような文章になります。

改善後の自己PR文

私は大学4年間、体育会のサッカー部に所属しており、全国大会出場に向け日々精進しております。
サッカー部は100名の部員が所属しており、トップチームを含め全4チームで活動をしております。しかし、私は入部当初下から2番目のチームにおり、トップチームでレギュラーになることは不可能な目標と周囲には言われました。
 
私がレギュラーになることが出来ない要因としては、体が弱く当たり負けをしてしまう点と、発信力がない点でした。
私は自身の課題を解決するために以下2点を重点的に行いました。
1点目は体が弱く当たり負けをしてしまうことを解決するために、食事の見直しはもちろん、毎練習後に体幹トレーニング2分×5セットと、筋力トレーニング1時間を行うようにしました。
2点目は発信力のなさを解決するために、まずは後輩に対しチーム練習の際に1日5回の声かけを行いました。私の所属するサッカー部は実力も必要ですが、トップチームに入るためには発信力も必要です。そのため、自分の弱みである発信力を克服しようと思いました。
 
その結果、私は3年生の4月にトップチームに選ばれ、現在ではレギュラーとして試合に出場しております。

営業職において自らの弱みを修正し、目標に向け努力出来るということが成長に一番大切であると私は考えております。
サッカー部で培った「課題解決力」という強みを活かし、貴社においても自らの弱みを修正し、目標に向け努力して参ります。


まとめ

いかがでしょうか?
より具体性が加わり、Tさんの人となりが分かる自己PRになったかと思います。
皆さんも、ぜひ「自分らしい自己PR」を作ってみてください!

不安な場合はエージェントに相談するのも◎

自己PRの書き方に不安がある方は就活エージェントに相談することをおすすめします。
エージェントでは自己PRの添削だけでなく、自己分析の深掘りや面接対策も対応してくれるため、就活を進めるうえで強い味方となります。
無料で利用できるため、まずは相談相手として活用してみましょう。
特に、体育会特化のエージェントであれば、体育会学生の就活のプロがあなたの就活をサポートしてくれます。
体育会学生におすすめ就活サイト・エージェントはこちら
体育会系特化の就活サイト・エージェントおすすめ15選

部活と就活の両立を実現!マイナビアスリートキャリア

サッカーの自己pr作成ならマイナビアスリートキャリア
マイナビアスリートキャリアでは、体育会学生に特化したアドバイザーが、自己分析もサポート。
部活動経験などを通じて得た、強みやアピールポイントを一緒に考えます。
また、試合期間や教育実習期間を考慮して就活を進めることができます。
就活に出遅れた、と感じる方も大丈夫。
エージェントを活用して、効率よく就活を進めましょう。
※他のエージェントとの併用や自分自身で進めている選考と並行した利用もOKです!

マイナビアスリートキャリアは
体育会学生・スポーツ経験者の
就職転職活動を無料サポートしています。

サッカー 自己prもサポート サービスの流れ

自己pr サッカー ご相談はこちらから

就職・転職ノウハウの関連記事

その他のカテゴリの記事