就職・転職ノウハウ

【水泳・競泳】例文あり|部活動経験をアピールした自己PRの書き方

~水泳部Sさんの場合~

自己PRでは、自分が今までの経験で学んだこと、今後活かせるスキルなどをアピールします。
 
企業側は自己PRを見ることで、応募者がどういう人なのかを知り、会社でどう活躍してくれるのかをイメージします。
そのため自己PRは選考において重要な項目で、企業側は必ずチェックします。
 
ありきたりな内容にならないよう、競技を通じて「経験したこと・学んだこと・今後活かせること」を取り入れ、自分らしい自己PRを作成しアピールしていきましょう!

自己PRとは

自己PRやガクチカは、自分の今までの経験や学んできたこと、今後活かせるスキルなどをアピールするものです。
企業側(面接官)は自己PRを見ることで、就活生の皆さんがどういう人なのかを知り、会社でどう活躍してくれるのかをイメージします。
そのため自己PRは選考において必ずチェックされる、重要な項目です。

 ありきたりな内容にならないよう、競技を通じて「経験したこと・学んだこと・今後活かせること」を取り入れ、自分らしい魅力的な自己PRを作り、アピールしていきましょう!

水泳・競泳経験をアピールできる強みの例

自己PRでアピールできる水泳の強み
まずは、水泳・競泳経験を自己PRでアピールする際に使える強みの例を紹介します。
自分自身の経験に当てはめて、どのような強みをアピールできそうか考えてみましょう。

自分自身と向き合うチカラ

水泳の多くは個人競技のため、自分自身に矢印を向けて練習に取り組むことが求められます。
当然、試合に勝てるかどうかは自分の普段の練習量やパフォーマンスにかかっているため、常に自分自身と向き合っているはずです。
企業は、他責思考でないことを求めている場合が多く、向き合うチカラや責任感はアピールできるポイントであると言えます。

忍耐力

水泳は0.1秒、0.01秒を縮めることために、かなりの努力が必要となります。
またスランプなどのタイムが縮まらない期間は辛く、練習の成果が報われないような気持にもなるはずです。
ただ、そのような状況でも諦めずに競技を続けたということ自体、大きな強みと言えるでしょう。
こうした環境下で培った忍耐力は、仕事でのストレスにも対応できる耐性となると考えられるため、具体例を交えながらアピールしていきましょう。

忍耐力を就職活動に活かすコツをこちらの記事で詳しく解説しています。
【例文あり】「忍耐力」は就活の強みで使える?自己PRで効果的に伝えるポイントを紹介

継続力

前述の通り、自己ベストを更新するためには日々のトレーニングを欠かさずに継続させることが重要となります。
途中で投げ出さずにやりきる力も素晴らしい能力です。
また、継続できる人は仕事においても安心して仕事を任せられるため、継続力は強みの1つと言えるでしょう。

継続力を就職活動に活かすコツをこちらの記事で詳しく解説しています。
【例文あり】「継続力」は就活の強みに使える?自己PRで効果的に伝えるポイントを紹介

分析力

より良いパフォーマンスを出すためには、自分に何が足りないかを考える必要があります。
例えば、自分のフォームとトップ選手のフォームを比較し、細かな分析・改善を繰り返したはずです。
課題を分析し解決策を模索する能力は、仕事で自走する際にも必要となるため、重要なスキルであると言えます。

自己PRを作る際のポイント3つ

自己pr 水泳 自己prを作るポイント
アピールしたい強みを決めたら、実際に自己PRを作っていきます。
自己PRを作るときのポイントは3つ!
【1】具体的な目標
【2】課題と課題解決に向けた行動
【3】経験から得た強みと企業での活躍

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修正前の自己PRをチェック

水泳部に所属するKさんの自己PR文を魅力的な内容にレベルアップしていきます。

=修正前の自己PR=====
私は水泳部に所属していました。
誰よりも努力し、練習を続けることで、全日本インカレ出場もできました。
この経験を活かし、貴社でも活躍をしていきたいと考えています。
==============

この自己PR文を、上記の【1】【2】【3】のポイントを踏まえて改善してみましょう。

【ポイント1】具体的な目標

皆さんの経験をアピールするためには、どれだけ困難な目標に取り組んだのか、企業に伝えることが必要です。
目標は漠然としたものではなく、具体的な目標を記載する必要があります。
また、目標の難易度についても、水泳の「素人」である企業の採用担当の方にも伝わるように表現しなければいけません。

=NG例とOK例=======

NG例
取り組んだことの記載のみで目標がない
私は水泳部に所属していました。

OK例
具体的な目標の記載がある
私は小学生時代から水泳を習い、大学入学後は全日本インカレ出場を目標に取り組みました。

GOOD例
目標の難易度が分かりやすく表現されている
私は小学生時代から水泳を習い、水泳の強豪校である〇〇大学水泳部に所属しております。
大学入学時から、目標を全日本インカレ出場に定めましたが、入学時より1秒ほどタイムを縮める必要があり、厳しい目標だと周りからは言われました。

==============

【ポイント2】課題と課題解決に向けた行動

皆さんが目標の達成を目指した時、そこには必ずクリアしなければいけない課題があったはずです。
その課題は何だったのか、『エピソード』をなるべく具体的に記載しましょう。
よくみられる自己PRの失敗例としては、目標とその結果だけが記載されている自己PR文です。
どれだけ結果が素晴らしいものでも自己PR文としては失敗作なので注意が必要です。
企業の採用担当は皆さんが「どんな課題に対してどのような行動をしたか」という中身を見ています

=NG例とOK例=======

NG例
課題が述べられていない、行動も漠然としている
誰よりも努力し、練習を続けることで、全日本インカレ出場もできました。

OK例
課題と解決に向けての行動がある
全日本インカレ出場に向けて、私の最大の課題は「後半の失速」でした
試合前半はトップの選手と同水準で競えていますが、後半に差をつけられてしまうことが多くありました。
そこで、後半でも失速しない体力づくりをするために、全体練習とは別に基礎トレーニングを行い、体力の向上に努めました。
結果として、入学までのベストタイムを2秒ほど縮め、全日本インカレ出場も達成することができました。

GOOD例
より具体的に課題と解決に向けての行動がある
全日本インカレ出場に向けて、私の最大の課題は「後半の失速」でした
試合前半はトップの選手と同水準で競えていますが、後半に差をつけられてしまうことが多くありました。
そこで、後半でも失速しない体力づくりをするために、全体練習とは別に基礎トレーニングを行い、体力の向上に努めました。
基礎トレーニングは反復の内容が多く、辛い時期もありましたが、目標達成のためと自分を追い込んで欠かさずに実施することができました。
結果として、入学までのベストタイムを2秒ほど縮め、全日本インカレ出場も達成することができました。

==============

【ポイント3】経験から得た強みと企業での活躍

水泳の経験やその経験から得た強みを、企業でどう活かすか。自己PRに必要な最後のピースです。
部活動で培った強みを企業で活かせる強みに変換することは非常に難易度が高いものですが、
企業や面接官が評価する部分でもあるので、しっかりアピールするようにしましょう!

=NG例とOK例=======

NG例
強みの言語化ができず、企業で活躍するイメージも抽象的
この経験を活かし、貴社でも活躍をしていきたいと考えています。

OK例
経験から得た強みを言語化し、企業で活かせる場面が分かる
この経験から得た、「忍耐力」を武器に、貴社においても結果を出せる社員として業務に取り組んでいきたいと考えております。

GOOD例
企業の特徴に合わせて、強みをアピール出来ている
仕事においてもすぐに結果が出ないことも多く、日々の業務の積み重ねが重要であると考えております。
水泳で培った「忍耐力」という強みを活かし、結果を出せるまで妥協せず業務に取り組んでいきたいと考えております。

==============

3つのポイントを意識した自己PR(例文)

3つのポイントを組み合わせてひとつの文章にまとめると、以下のような文章になります。

私の強みは「忍耐力」です。
私は小学生時代から水泳を習い、水泳の強豪校である〇〇大学水泳部に所属しております。
大学入学時から、目標を全日本インカレ出場に定めましたが、入学時より1秒ほどタイムを縮める必要があり、厳しい目標だと周りからは言われました。

全日本インカレ出場に向けて、私の最大の課題は「後半の失速」でした。
試合前半はトップの選手と同水準で競えていますが、後半に差をつけられてしまうことが多くありました。
そこで、後半でも失速しない体力づくりをするために、全体練習とは別に基礎トレーニングを行い、体力の向上に努めました。
基礎トレーニングは反復の内容が多く、辛い時期もありましたが、目標達成のためと自分を追い込んで欠かさずに実施することができました。
結果として、入学までのベストタイムを2秒ほど縮め、全日本インカレ出場も達成することができました。

仕事においてもすぐに結果が出ないことも多く、日々の業務の積み重ねが重要であると考えております。
水泳で培った「忍耐力」という強みを活かし、結果を出せるまで妥協せず業務に取り組んでいきたいと考えております。

面接官が自己PRで見ているポイント

水泳経験からの強みが伝わる自己PRは作れましたか?
自己PRは作って終わりではありません。
面接の際に強みをアピールするためにも、面接官が自己PRで何を見ているかを理解する必要があります。
ここからは、面接官が自己PRで重視しているポイントを解説します。

人となり

応募者が自社の風土や価値観と合っているかを面接官は重視します。
社風との相性が合わないひとを採用した場合、ミスマッチに繋がり、早期離職をしてしまうリスクがあります。
自己分析を行い、自分の強みだけでなく価値観を言語化しておくと、スムーズな受け答えができるでしょう。
また、企業分析も併せて行い、企業理念や価値観の理解、自身への落とし込みをすると好印象となります。

入社への熱意・ポテンシャル

特に新卒採用の場合、スキルや経験よりも、入社後の成長に期待していることが多いです。
入社志望度の高い人材は、成長速度が速く早期退職のリスクも低いと考えられます。
自己PRでは、入社への熱意が伝わる内容にしましょう

入社の熱意を伝える例)
なぜこの会社に入社したいと考えたか
入社後にどのように会社に貢献したいか
キャリアで成し遂げたいビジョン


コミュニケーション能力

仕事においてコミュニケーション能力は極めて重要なスキルです。
自己PRでは、用意していた文章を読むだけでなく、面接官からの質問にも回答しなければなりません。
この際の受け答えによって、面接官は応募者のコミュニケーション能力を見ています
想定される質問への答えを準備しておくほか、模擬面接で受け答えに慣れておくようにしましょう。

不安な場合はエージェントに相談するのも◎

自己PRの書き方に不安がある方は就活エージェントに相談することをおすすめします。
エージェントでは自己PRの添削だけでなく、自己分析の深掘りや面接対策も対応してくれるため、就活を進めるうえで強い味方となります。
無料で利用できるため、まずは相談相手として活用してみましょう。
特に、体育会特化のエージェントであれば、体育会学生の就活のプロがあなたの就活をサポートしてくれます。
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まとめ

いかがでしたか?
ポイントを意識して作成すると、具体的な自己PRとなり、Sさんについてより伝わる内容になりましたね。
皆さんも、3つのポイントを意識して「自分らしい自己PR」を作ってみましょう!

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部活動経験などを通じて得た、強みやアピールポイントを一緒に考えます。
また、試合期間や教育実習期間を考慮して就活を進めることができます。
就活に出遅れた、と感じる方も大丈夫。
エージェントを活用して、効率よく就活を進めましょう。
※他のエージェントとの併用や自分自身で進めている選考と並行した利用もOKです!

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