就職・転職ノウハウ

【卓球部専用】例文あり|部活動経験をアピールした自己PRの書き方

~卓球部Rさんの場合~

自己PRでは、自分が今までの経験で学んだことや今後活かせるスキルをアピールします。
 
企業側は自己PRを見ることで、応募者がどういう人なのかを知り、会社でどう活躍してくれるのかをイメージします。
そのため自己PRは選考において重要な項目で、企業側が必ずチェックする項目なのです。
 
ありきたりな内容にならないよう、競技を通じて「経験したこと・学んだこと・今後活かせること」を取り入れ、自分らしい自己PRを作成しアピールしていきましょう!

自己PRとは

自己PRやガクチカは、自分の今までの経験や学んできたこと、今後活かせるスキルなどをアピールするものです。
企業側(面接官)は自己PRを見ることで、就活生の皆さんがどういう人なのかを知り、会社でどう活躍してくれるのかをイメージします。
そのため自己PRは選考において必ずチェックされる、重要な項目です。

卓球経験をアピールできる強みの例

自己PRでアピールできる卓球の強み
まずは、卓球経験を自己PRでアピールする際に使える強みの例を紹介します。
自分自身の経験に当てはめて、どのような強みをアピールできそうか考えてみましょう。

修正力

卓球は選手によって戦い方が変わるため、試合中でも柔軟に戦略を変えていく必要があります
仕事においても、一辺倒なやり方だと行き詰まってしまうこともあるため、常に修正をすることが重要となります。
修正力が培われた具体的なエピソードを伝え、アピールするようにしましょう。

協調性

卓球では、試合によってはシングルスではなくダブルスでプレーする場面もあります。
ペアで練習・試合を進めていく場合はお互いの特性を理解して活かす必要があるはずです。
相手の力や考え方を汲み取り、お互いを認め合った上で調和できるチカラは、社会に出ても役立つスキルとなります。
仕事では立場や主張が異なるメンバーとも円滑にコミュニケーションを取りながら進めていく必要があるので、そういった経験は積極的に伝えていきましょう。

協調性を就職活動に活かすコツをこちらの記事で詳しく解説しています。
【例文あり】「協調性」は就活の強みで使える?自己PRで効果的に伝えるポイントを紹介

継続力

卓球部に所属している人の多くは、子どもの頃から卓球一筋で取り組んでいるのではないでしょうか。
競技を長い期間、一貫して続けられる継続力は、就職活動にも活かすことのできる強みであると言えます。
「なぜ卓球を続けようと思ったのか」
「これまで卓球を続けられてきた理由」
など、具体的なエピソードを盛り込むことで説得力を持たせることが可能です。

継続力を就職活動に活かすコツをこちらの記事で詳しく解説しています。
【例文あり】「継続力」は就活の強みに使える?自己PRで効果的に伝えるポイントを紹介

コミット力

コミット力とは「責任を持って物事に取り組み、結果を出せる力」のことです。
特に団体戦では、チームの勝利に向けて試合に臨むことになるため、与えられた役割を遂行する責任感も重要となります。
勝利に向けて主体的に取り組んだ経験があれば、コミット力としてアピールできるでしょう。

自己PRを作る際のポイント3つ

卓球経験を活かした自己PRを作る際のポイントを3つ紹介
自己PRを作るときのポイントは3つ!
【1】具体的な目標
【2】課題と課題解決に向けた行動
【3】経験から得た強みと企業での活躍

今回は、卓球部に所属しているRさんの自己PR文を魅力的な内容にレベルアップしていきます。

すべてのスポーツ経験者の就職・転職をサポート。まずはお気軽にご相談ください。

修正前の自己PRをチェック

=修正前の自己PR=====
私は大学4年間、卓球部に所属していました。
誰よりも努力し、インカレ出場を果たすことができました。
この経験を活かし、貴社でも活躍をしていきたいと考えています。
==============


この自己PR文を、上記の【1】【2】【3】のポイントを踏まえて改善してみましょう。

【ポイント1】具体的な目標

皆さんの経験をアピールするためには、どれだけ困難な目標に取り組んだのか、企業に伝えることが必要です。
目標は漠然としたものではなく、具体的な目標を記載する必要があります。
また、目標の難易度についても、卓球を知らない企業の採用担当の方にも伝わるように表現しなければいけません。

=NG例とOK例=======
NG例
取り組んだことの記載のみで目標がない
私は大学4年間、卓球部に所属していました。

OK例
具体的な目標の記載がある
私は大学4年間、全日本大学総合卓球選手権大会出場を目標に卓球に取り組みました。

GOOD例
目標の難易度が分かりやすく表現されている
私は小学生時代から卓球競技に取り組んでおり、大学でも卓球部に所属しています。
チームは日本大学総合卓球選手権大会への出場を目標に定め、毎日の練数に取り組んでおります。
参加資格を得るためには関東地区予選で3連勝する必要があり、個人の実力の底上げが必要な状況でした。
==============


【ポイント2】課題と課題解決に向けた行動

皆さんが目標の達成を目指した時、そこには必ずクリアしなければいけない課題があったはずです。
その課題は何だったのか、『エピソード』をなるべく具体的に記載しましょう。
よくみられる自己PRの失敗例としては、目標とその結果だけが記載されている自己PR文です。
どれだけ結果が素晴らしいものでも自己PR文としては失敗作なので注意が必要です。
企業の採用担当は皆さんが「どんな課題に対してどのような行動をしたか」という中身を見ています

=NG例とOK例=======
NG例
課題が述べられていない、行動も漠然としている
誰よりも努力し、インカレ出場を果たすことができました。

OK例
課題と解決に向けての行動がある
目標達成のため、私は「プレッシャーへの耐性」が課題であると考えました。人一倍卓球と向き合う時間を増やすことで、これだけ練習してきたから大丈夫と自信を持てるようになり、試合にも平常心で臨めるようになりました。チームとしても団体戦で日本大学総合卓球選手権大会への出場を実現することができ、目標達成に貢献できたと自負しております。

GOOD例
より具体的に課題と解決に向けての行動がある
目標達成のため、私は「プレッシャーへの耐性」が課題であると考えました。今まで個人戦で出場する機会が多かったため、自分が負けたらチームが負けに近づくことをプレッシャーに感じてしまい、焦った試合展開となってしまうことが多くありました。そこで、全体練習の時間に加え自主練習の時間を設け、人一倍卓球と向き合う時間を作るようにしました。結果として、試合本番でも落ち着いた試合運びができるようになり、チームとしても目標としていた日本大学総合卓球選手権大会への出場を達成することができました。
==============


【ポイント3】経験から得た強みと企業での活躍

卓球の経験やその経験から得た強みを、企業でどう活かすか。自己PRに必要な最後のピースです。
部活動で培った強みを企業で活かせる強みに変換することは非常に難易度が高いものですが、企業や面接官が評価する部分でもあるので、しっかりアピールするようにしましょう!

=NG例とOK例=======
NG例
強みの言語化ができず、企業で活躍するイメージも抽象的
この経験を活かし、誰よりも努力し貴社でも活躍をしていきたいと考えています。

OK例
経験から得た強みを言語化し、企業で活かせる場面が分かる
この経験から得た、「コミット力」を武器に、貴社においても自分の担当業務における目標と課題に対する解決策を迅速に導けるような対応ができるよう業務に取り組んでいきたいと考えております。

GOOD例
企業の特徴に合わせて、強みをアピール出来ている
チーム単位での顧客折衝を行い価値を提供することを重視されている貴社では、自身に課された役割を実行する責任感が重要となると考えられます。
卓球で培った「コミット力」という強みを活かし、貴社においても自分の担当業務では誰にも負けないと自負できるよう努力したいと考えております。
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3つのポイントを意識した自己PR(例文)

3つのポイントを組み合わせてひとつの文章にまとめると、以下のような文章になります。

私の強みは「コミット力」です。
私は小学生時代から卓球競技に取り組んでおり、大学でも卓球部に所属しています。
チームは日本大学総合卓球選手権大会への出場を目標に定め、毎日の練数に取り組んでおります。
参加資格を得るためには関東地区予選で3連勝する必要があり、個人の実力の底上げが必要な状況でした。

目標達成のため、私は「プレッシャーへの耐性」が課題であると考えました。今まで個人戦で出場する機会が多かったため、自分が負けたらチームが負けに近づくことをプレッシャーに感じてしまい、焦った試合展開となってしまうことが多くありました。そこで、全体練習の時間に加え自主練習の時間を設け、人一倍卓球と向き合う時間を作るようにしました。結果として、試合本番でも落ち着いた試合運びができるようになり、チームとしても目標としていた日本大学総合卓球選手権大会への出場を達成することができました。

私はこの経験から培った「コミット力」は貴社においてこそ発揮できると考えております。
チーム単位での顧客折衝を行い価値を提供することを重視されている貴社では、自身に課された役割を実行する責任感が重要となると考えられます。
卓球で培った「コミット力」という強みを活かし、貴社においても自分の担当業務では誰にも負けないと自負できるよう努力したいと考えております。


面接官が自己PRで見ているポイント

卓球経験からの強みが伝わる自己PRは作れましたか?
自己PRは作って終わりではありません。
面接の際に強みをアピールするためにも、面接官が自己PRで何を見ているかを理解する必要があります。
ここからは、面接官が自己PRで重視しているポイントを解説します。

人となり

応募者が自社の風土や価値観と合っているかを面接官は重視します。
社風との相性が合わないひとを採用した場合、ミスマッチに繋がり、早期離職をしてしまうリスクがあります。
自己分析を行い、自分の強みだけでなく価値観を言語化しておくと、スムーズな受け答えができるでしょう。
また、企業分析も併せて行い、企業理念や価値観の理解、自身への落とし込みをすると好印象となります。

入社への熱意・ポテンシャル

特に新卒採用の場合、スキルや経験よりも入社後の成長に期待していることが多いです。
入社志望度の高い人材は、成長速度が速く早期退職のリスクも低いと考えられます。
自己PRでは、入社への熱意が伝わる内容にしましょう。

入社の熱意を伝える例)
なぜこの会社に入社したいと考えたか
入社後にどのように会社に貢献したいか
キャリアで成し遂げたいビジョン


コミュニケーション能力

仕事においてコミュニケーション能力は極めて重要なスキルです。
自己PRでは、用意していた文章を読むだけでなく、面接官からの質問にも回答しなければなりません。
この際の受け答えによって、面接官は応募者のコミュニケーション能力を見ています。
想定される質問への答えを準備しておくほか、模擬面接で受け答えに慣れておくようにしましょう。

不安な場合はエージェントに相談するのも◎

自己PRの書き方に不安がある方は就活エージェントに相談することをおすすめします。
エージェントでは自己PRの添削だけでなく、自己分析の深掘りや面接対策も対応してくれるため、就活を進めるうえで強い味方となります。
無料で利用できるため、まずは相談相手として活用してみましょう。
特に、体育会特化のエージェントであれば、体育会学生の就活のプロがあなたの就活をサポートしてくれます。
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まとめ

いかがでしたか?
ポイントを意識して作成すると、具体的な自己PRとなり、Rさんについてより伝わる内容になりましたね。
皆さんも3つのポイントを意識して「自分らしい自己PR」を作ってみましょう!

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部活動経験などを通じて得た、強みやアピールポイントを一緒に考えます。
また、試合期間や教育実習期間を考慮して就活を進めることができます。
就活に出遅れた、と感じる方も大丈夫。
エージェントを活用して、効率よく就活を進めましょう。
※他のエージェントとの併用や自分自身で進めている選考と並行した利用もOKです!

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