就職・転職ノウハウ

【水球部専用】例文あり|部活動経験をアピールした自己PRの書き方

自己PRでは、自分が今までの経験で学んだことや今後活かせるスキルをアピールします。
 
企業側は自己PRを見ることで、応募者がどういう人なのかを知り、会社でどう活躍してくれるのかをイメージします。
そのため自己PRは選考において重要な項目で、企業側が必ずチェックする項目なのです。
 
ありきたりな内容にならないよう、競技を通じて「経験したこと・学んだこと・今後活かせること」を取り入れ、自分らしい自己PRを作成しアピールしていきましょう!

自己PRとは

自己PRやガクチカは、自分の今までの経験や学んできたこと、今後活かせるスキルなどをアピールするものです。
企業側(面接官)は自己PRを見ることで、就活生の皆さんがどういう人なのかを知り、会社でどう活躍してくれるのかをイメージします。
そのため自己PRは選考において必ずチェックされる、重要な項目です。

水球経験をアピールできる強みの例

自己PRでアピールできる水球の強み
まずは、水球経験を自己PRでアピールする際に使える強みの例を紹介します。
自分自身の経験に当てはめて、どのような強みをアピールできそうか考えてみましょう。

伝える力

水球は、水中の競技なので一般的な陸上で行う競技よりも意思疎通が難しいことが特徴のひとつです。意思疎通が難しいからこそ、日々のコミュニケーションはもちろん、練習や試合では必要な情報をいかに相手に分かりやすく伝えられるかが大切になります。自分の持っているイメージをより的確に、分かりやすく相手に伝えられることは大きな強みとなります。

思考力

水球にとって"戦略”はスタミナと同じくらい重要です。試合中はチーム全体のスタミナ、強み・弱みを分析し、分析結果をもとに行動をし、より良いパフォーマンスに繋げていきます。現状を分析して最適解に導いていく思考力の高さは、分析力や理解力、想像力など幅広いスキルに影響を与えます。水球のどのような場面でその力が培われたのか、具体的に話せるように振り返りをし、アピールしていきましょう。

協調性

チームスポーツを続けていると個々人での考えが異なり、衝突することもありますよね。そのような状況を乗り越え、同じ目標に向かって共に努力し、高めあった経験自体が強みと言えます。ビジネスでは社内外問わず他者と協力・協調していく力が必要不可欠です。異なる立場、違う考えを持つ相手とも上手に関係値を築ける点を伝えられるよう、準備していきましょう。

協調性を就職活動に活かすコツをこちらの記事で詳しく解説しています。

【例文あり】「協調性」は就活の強みで使える?自己PRで効果的に伝えるポイントを紹介


自己PRを作る際のポイント3つ

自己pr 水球 自己PRを作る際のポイントを3つ紹介
自己PRを作るときのポイントは3つ!
【1】具体的な目標
【2】課題と課題解決に向けた行動
【3】経験から得た強みと企業での活躍

今回は、水球部に所属しているKさんの自己PR文を魅力的な内容にレベルアップしていきます。

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修正前の自己PRをチェック

=修正前の自己PR=====
私は大学4年間、水球部に所属していました。
チームメンバーと結託し、練習に励んだことで全日本学生選手権大会への出場を果たすことができました。
この経験を活かし、貴社でも活躍をしていきたいと考えています。
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この自己PR文を、上記の【1】【2】【3】のポイントを踏まえて改善してみましょう。

【ポイント1】具体的な目標

皆さんの経験をアピールするためには、どれだけ困難な目標に取り組んだのか、企業に伝えることが必要です。
目標は漠然としたものではなく、具体的な目標を記載する必要があります。
また、目標の難易度についても、水球を知らない企業の採用担当の方にも伝わるように表現しなければいけません。

=NG例とOK例=======
NG例
取り組んだことの記載のみで目標がない
私は大学4年間、水球部に所属していました。

OK例
具体的な目標の記載がある
私は大学4年間、全日本学生選手権大会出場を目標に水球に取り組みました。

GOOD例
目標の難易度が分かりやすく表現されている
私は大学4年間、水球部に所属していました。
目標は全日本学生選手権大会出場と定めました。
参加資格を得るためには関東地区予選で上位10校に入る必要があるのですが、ここ数年予選落ちが続いていた私たちのチームは夢のまた夢のような目標だと、周囲から言われていました。
==============


【ポイント2】課題と課題解決に向けた行動

皆さんが目標の達成を目指した時、そこには必ずクリアしなければいけない課題があったはずです。
その課題は何だったのか、『エピソード』をなるべく具体的に記載しましょう。
よくみられる自己PRの失敗例としては、目標とその結果だけが記載されている自己PR文です。
どれだけ結果が素晴らしいものでも自己PR文としては失敗作なので注意が必要です。
企業の採用担当は皆さんが「どんな課題に対してどのような行動をしたか」という中身を見ています

=NG例とOK例=======
NG例
課題が述べられていない、行動も漠然としている
チームメンバーと結託し、練習に励んだことで全日本学生選手権大会への出場を果たすことができました。

OK例
課題と解決に向けての行動がある
この目標達成における、チームの最も大きい課題は「戦略の構築」でした。今までその場の勢いで闇雲に行っていた攻守を、チーム全体のスタミナやパワーバランスと強み弱みを分析して、練習に取り組みました。

GOOD例
より具体的に課題と解決に向けての行動がある
この目標達成における、チームの最も大きい課題は「戦略の構築」でした。今までその場の勢いで闇雲に行っていた攻守を、チーム全体のスタミナやパワーバランスと強み弱みを分析して、それらを活かした攻守設計を構築し、8分×4Qの試合時間を効率よく回していけるような練習に取り組みました。
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【ポイント3】経験から得た強みと企業での活躍

水球の経験やその経験から得た強みを、企業でどう活かすか。自己PRに必要な最後のピースです。
部活動で培った強みを企業で活かせる強みに変換することは非常に難易度が高いものですが、企業や面接官が評価する部分でもあるので、しっかりアピールするようにしましょう!

=NG例とOK例=======
NG例
強みの言語化ができず、企業で活躍するイメージも抽象的
この経験を活かし、誰よりも努力し貴社でも活躍をしていきたいと考えています。

OK例
経験から得た強みを言語化し、企業で活かせる場面が分かる
この経験から得た、「思考力」を武器に、貴社でも組織がおかれている現状を分析し、新しいサービスの実現に向けた行動にしっかり落とし込みながら、課題解決へのプロセスを構築していきたいと考えております。

GOOD例
企業の特徴に合わせて、強みをアピール出来ている
ライバル企業が多い中で常に業界の先頭に立つ貴社が他社と差別化していくには、他にはない優位性を持つ新しいサービスを展開していく必要があります。
水球をやってきた中で培った「思考力」を武器に、貴社でも組織がおかれている現状を分析し、新しいサービスの実現に向けた行動にしっかり落とし込みながら、課題解決へのプロセスを構築していきたいと考えております。
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3つのポイントを意識した自己PR(例文)

3つのポイントを組み合わせてひとつの文章にまとめると、以下のような文章になります。

私の強みは「思考力」です。
私は大学4年間、水球部に所属していました。
目標は全日本学生選手権大会への出場に定めました。
参加資格を得るためには関東地区予選で上位10校に入る必要があるのですが、ここ数年予選落ちが続いていた私たちのチームは夢のまた夢のような目標だと周囲から言われていました。

全日本学生選手権大会出場のため、私たちの最大の課題は「戦略の構築」でした。今までその場の勢いで闇雲に行っていた攻守を、チーム全体のスタミナやパワーバランスと強み弱みを分析して、それらを活かした攻守設計を構築し、8分×4Qの試合時間を効率よく回していけるような練習に取り組みました。
その結果、スタミナバランスを考慮しつつ、それぞれの強みを活かした相補的な攻守ができるようになり、昨年目標であった関東地区予選第一位で突破、そして「全日本学生選手権大会」の出場権を得ることができました。

私はこの経験から培った「思考力」は貴社においてこそ発揮できると考えております。
ライバル企業が多い中で常に業界の先頭に立つ貴社が他社と差別化していくには、他にはない優位性を持つ新しいサービスを展開していく必要があります。
水球をやってきた中で培った「思考力」を武器に、貴社でも組織がおかれている現状を分析し、新しいサービスの実現に向けた行動にしっかり落とし込みながら、課題解決へのプロセスをしっかり構築していきたいと考えております。


面接官が自己PRで見ているポイント

水球経験からの強みが伝わる自己PRは作れましたか?
自己PRは作って終わりではありません。
面接の際に強みをアピールするためにも、面接官が自己PRで何を見ているかを理解する必要があります。
ここからは、面接官が自己PRで重視しているポイントを解説します。

人となり

応募者が自社の風土や価値観と合っているかを面接官は重視します。
社風との相性が合わないひとを採用した場合、ミスマッチに繋がり、早期離職をしてしまうリスクがあります。
自己分析を行い、自分の強みだけでなく価値観を言語化しておくと、スムーズな受け答えができるでしょう。
また、企業分析も併せて行い、企業理念や価値観の理解、自身への落とし込みをすると好印象となります。

入社への熱意・ポテンシャル

特に新卒採用の場合、スキルや経験よりも入社後の成長に期待していることが多いです。
入社志望度の高い人材は、成長速度が速く早期退職のリスクも低いと考えられます。
自己PRでは、入社への熱意が伝わる内容にしましょう。

入社の熱意を伝える例)
なぜこの会社に入社したいと考えたか
入社後にどのように会社に貢献したいか
キャリアで成し遂げたいビジョン

コミュニケーション能力

仕事においてコミュニケーション能力は極めて重要なスキルです。
自己PRでは、用意していた文章を読むだけでなく、面接官からの質問にも回答しなければなりません。
この際の受け答えによって、面接官は応募者のコミュニケーション能力を見ています。
想定される質問への答えを準備しておくほか、模擬面接で受け答えに慣れておくようにしましょう。

不安な場合はエージェントに相談するのも◎

自己PRの書き方に不安がある方は就活エージェントに相談することをおすすめします。
エージェントでは自己PRの添削だけでなく、自己分析の深掘りや面接対策も対応してくれるため、就活を進めるうえで強い味方となります。
無料で利用できるため、まずは相談相手として活用してみましょう。
特に、体育会特化のエージェントであれば、体育会学生の就活のプロがあなたの就活をサポートしてくれます。

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まとめ

いかがでしたか?
ポイントを意識して作成すると、具体的な自己PRとなり、Kさんについてより伝わる内容になりましたね。
皆さんも3つのポイントを意識して「自分らしい自己PR」を作ってみましょう!

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マイナビアスリートキャリアでは、体育会学生に特化したアドバイザーが、自己分析もサポート。
部活動経験などを通じて得た、強みやアピールポイントを一緒に考えます。
また、試合期間や教育実習期間を考慮して就活を進めることができます。
就活に出遅れた、と感じる方も大丈夫。
エージェントを活用して、効率よく就活を進めましょう。
※他のエージェントとの併用や自分自身で進めている選考と並行した利用もOKです!

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