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デュアルキャリアとは│企業がアスリートに求めることは?
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こんにちは!渡邉ひかるです。
今回はデュアルキャリアについて詳しくお伝えしていきます。
そもそも『デュアル』とは?
そもそも『デュアル』とはなんでしょうか?私も初めは聞きなれない言葉でした。
【デュアル】二重の、二つの部分から成る
ちなみに・・・
double(ダブル)は2倍に増える事。
dual(デュアル)は2つの部分から構成されている事です。
1つでも成り立つものが2つ重ねられているという意味なので、まさに競技と仕事を両立するアスリートにピッタリの言葉ですね!
『デュアルキャリア』とは?
それを踏まえて『デュアルキャリア』のご説明です!
【デュアルキャリア】
競技キャリアも社会人キャリアもどちらも並行して頑張れる働き方
“競技優先“という働き方ではありません!限られた時間でどちらも並行して行うことにより相乗効果が期待でき、競技も仕事もパフォーマンスの向上が期待できます。
※場合によって競技補助(金銭や特別休暇)も出していただけるケースもありますが、基本的に就業に対して給与が発生します。
いままでの「アスリート」は
「学業・ビジネス」と「競技生活」のそれぞれが区切られていました。1部の実業団選手やスポンサー選手がこちらに分類されます。
こちらのスタイルでは時間の確保は可能ですが、引退後のキャリアへの不安や、金銭面での不安があるという大きな課題がありました。
一方、デュアルキャリアのアスリートは図のように、「競技生活」と「学業・ビジネス」の両方をメインとし、並行して取り組むことです。
これを見たときに2つのキャリアを並行して活動することは、それまで競技にかけていた時間を分散することになるため、アスリートとしてのパフォーマンスが低下するのでは?と思われがちですが、「デュアルキャリア」を実践する上では、多くのメリットがあります。
① 競技継続の環境が確保できる
競技か仕事かを選ばなければならず悩んでいる方の『競技継続の環境』が作られます。また、仕事との兼ね合いで、限られた時間の中で練習するという意識の変化によって、練習や大会にのぞむ集中力やモチベーションが高まります。
②能力向上が期待できる(セカンドキャリアの不安の解消)
競技は続けたいものの、将来のキャリアも心配・・・そんな不安を取り除くことができます。競技とは別の「居場所」を自らの手でつくりだすことで、自分の気持ちを安定させ、競技にも将来にも繋がる道を創りだすことができます。
③経済的な不安を解消できる
お金に対するアンケートを、プロ選手とデュアルキャリア選手へ実施した結果、お金に対して不安があると回答した方が、プロ76%、デュアルキャリア45.7%とどちらも不安は大きいもののデュアルキャリアの方が約30%不安が少ない結果となりました。
正社員・契約社員のどちらかでの採用になりますので、安定した収入を得ることができます。また、競技活動のための費用だけでなく、競技以外で積んだ職務経験は将来への収入に繋がります。
④ 競技以外の人とのかかわりが増える
競技関係者以外との接点を持つことや仕事を通じて新たな価値観・感覚に触れることで視野を広げ、競技や将来に必要な人間力をトレーニングできます。実際に新たな価値観を競技にも生かすことができるかもしれません!
主にこのようなメリットがあります。
実際に私もデュアルキャリアをしていますが、①~④は身をもって体感しています。特に④では、陸上競技以外の人と関わりを持つことで新しい価値観や考え方に出会いました。陸上競技は何年もしてきましたが、仕事はまだ2年目で、できないことだらけです。そんな中でもたくさんアドバイス、サポートしていただき、社会人として成長できていると感じています。
HPにもデュアルキャリアについてのページがありますので、併せてご覧くださいね!
https://athlete-career.mynavi.jp/dualcareer/
アスリートを採用する企業はどう思っている?
それでは、実際にアスリートを雇用する側となる企業は、デュアルキャリアアスリートをどのように思っているのでしょうか。
『現役アスリートの採用に関する実態調査(2018年実施)』を基にお伝えいたします。
アスリート人材の雇用理由は?
人材不足解消のため・・・・・・34.4%
多様な人材を集めるため・・・・31.0%
社会貢献のため・・・・・・・・23.8%
企業はアスリートを『1人の社員』として雇用していることがわかります。
雇用するアスリートに期待することは?
真面目さ、誠実さ・・・・・44.0%
礼儀正しさ・・・・・・・・36.6%
協調性・・・・・・・・・・32.2%
ポジティブさ・・・・・・・31.0%
競技力ではなく、競技で培ってきたことを仕事や職場の仲間との関係性に活かしてほしい!と期待しています。
アスリート雇用の課題・懸念点
仕事へのやる気・・・・・・・・31.2%
一般社員との待遇差・・・・・・27.2%
配属部署や仕事内容・・・・・・25.2%
など、アスリートの仕事に対するやる気があるかどうかが気になっているようです。
「企業は本当に私を応援してくれるだろうか?」と不安に思うかもしれません。しかし、今やアスリート雇用への期待は少しずつ高まり、様々な理由をもとに「アスリートを応援したい」という企業は増えてきています。
ぜひアスリートならではの強みを活かし、社会でも活躍しましょう!
デュアルキャリアをしようか・・・セカンドキャリアどうしよう・・・などキャリアでお悩みの方はこちらからご相談ください。無料でキャリア支援のサービスを受けられますよ!
https://athlete-career.mynavi.jp/contact/
まとめ
今回はデュアルキャリアについてお届けしました。
デュアルキャリアという働き方はどんどん認知されており、アスリートにとって働きやすい環境が増えています。さらに自分を成長させることにもつながりますよ!
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