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モチベーショングラフで自己分析はどうやる?分析方法から就活への活用まで徹底解説
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自己分析を行うフレームワークの1つに「モチベーショングラフ」があります。この記事では、基本的なモチベーショングラフの作り方や、自己分析に活かすポイントを解説していきます。
モチベーショングラフとは
モチベーショングラフとは、これまでの経験を振り返り、自分がどのような出来事でモチベーション(満足度)が高まるのかを可視化するためのフレームワークです。モチベーションの変動をグラフに図式化することで視覚的に捉えることができるため、客観的な自己分析を行う手助けとなります。
モチベーショングラフの考え方
モチベーショングラフでは、縦軸でモチベーションの高さ、横軸で時系列を表し、時系列に沿ってモチベーションの変動をグラフにまとめていきます。時系列を時期ごと(小学校・中学校・高校・大学)に分けると、当時の出来事やモチベーションを正確に振り返ることができ、精度の高いグラフを完成させることができます。
グラフにまとめた後は、特にモチベーションが高くなっている点や低くなっている点に注目します。なぜそのタイミングでモチベーションが上がった(下がった)のかを言語化することにより、やりがいを感じることや大事にしている価値観を深掘りすることができます。
モチベーショングラフで自己分析をするメリット
モチベーショングラフを自己分析に用いることにより、就活の軸を明確にできるほか、志望動機作成の際に具体性を持った理由付けを行うことができます。ここからはモチベーショングラフを自己分析に活用するメリットについて解説します。
就活の軸を決める
就活の軸とは「仕事選びや会社選びの基準」となるものです。自分に合った会社を探すためには選ぶ基準や絶対に譲れない条件を決めておく必要があり、モチベーショングラフを活用することでやりがいを感じられる職種や業界を絞り込むことが可能になります。
志望動機を明確にする
なぜその企業を応募したのかを伝える「志望動機」にもモチベーショングラフの結果を活用することができます。「この会社に入りたい」と思った理由を過去の経験から話すことにより、志望動機に説得力を持たせることができ、入社に対する熱意をアピールすることができます。
モチベーショングラフの作成方法
自己分析にモチベーショングラフを活用するメリットについて解説しました。ここからはモチベーショングラフを作成する方法について紹介していきます。
用紙やツールを準備する
まずはモチベーショングラフを書く用紙や、ツールを準備します。手書きで作成する場合は、用紙に縦軸と横軸を書きグラフの基を作ります。表計算ツール(Excel)を利用する場合は、時系列と数値を入力できる表を作成したうえでグラフ化していきます。
過去を振り返る
入力準備が整ったあとは実際に過去を振り返り、いつ頃どのようなモチベーションにあったのかをまとめていきます。モチベーションの上下が発生したタイミングでの出来事をまとめておくと、分析を効率的に行うことができます。
グラフを描く
振り返りが終わったあと、時系列とモチベーションの指標に合わせてグラフを作ります。最初から曲線で書こうとすると綺麗なグラフを描けない場合があるため、まずは縦軸の指標を基に点を打ち、最後に線で結ぶようにしましょう。
完成したモチベーショングラフを俯瞰する
作成したモチベーショングラフを俯瞰し、特にモチベーションが高く(低く)なっているポイントに注目します。そのタイミングでどのような経験をしたのか、その経験に対してどう思ったのかを深掘りしていくことで、自身の価値観の理解ができるだけでなく、社会に出てどのような人になりたいのかを明確にすることができます。
モチベーショングラフを活用したAさんの事例
ここからは自己分析でモチベーショングラフを活用したAさんの事例を紹介します。モチベーショングラフを就活にどのように活かせるかについてイメージをしてみましょう。
Aさんのモチベーショングラフ
AさんはExcelを使用してモチベーショングラフを作成しました。
分析と就活への活かし方
モチベーショングラフの結果を基に分析を行った結果、以下のようなトピックにまとめることができました。
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モチベーションが上昇した出来事
小学校3~4年生:習い事でサッカーを始め熱中、スポーツに打ち込む楽しさを知る
中学校1~2年生:部活で1年生ながらレギュラーに抜擢、スタメンで活躍する
高校2年生:部活でスタメンを獲得、修学旅行で初めて海外渡航をする
大学2~3年生:短期留学に挑戦、サークルでの企画も成功させた
モチベーションが下降した出来事
小学校5年生:転校が決まり友だちと離れ離れになった
中学校3年生:第一志望の高校に落ちた
高校3年生:コロナ禍で学校のイベントがほとんどなかった
==========
この結果から、
- スポーツ経験がモチベーションの軸となっている
- 何かを成し遂げたとき(目標達成)に喜びを感じる
- 新しい挑戦にも前向きに取り組める
が分かり、目標達成力を強みとして自己PRを粉うことに決めました。また、チャレンジ精神やコミュニケーション能力を活かすため、営業職で職種を絞り込み志望企業探しを行いました。
モチベーショングラフを作る際のポイントと注意点
いかがでしょうか?ここまではモチベーショングラフの作成方法や事例を紹介してきました。ここからはモチベーショングラフを実践する際に意識したいポイントを紹介します。
ターニングポイントを選ばない
これまでの経験から自分の考えや価値観の深掘りを行うことがモチベーショングラフで重要となります。「このエピソードは就活に使えるか」というフィルターはかけず、様々な出来事を振り返るようにしましょう。
出来事に対する心情を深掘りする
モチベーションに変動があった出来事をただ羅列するだけだと、十分な自己分析ができているとは言えません。その出来事の背景や考え、心情を深掘りしたうえで分析を行いましょう。
==========
Aさんの事例の場合、「サッカー部のスタメンに選ばれた」という出来事を
- 個人的にメンバーを集め朝練を行った
- やるからには絶対レギュラーになりたかった
- 自分で立てた目標は必ず達成したかった
のように深掘りをすることで、負けず嫌いな性格や結果に対する貪欲さを知ることができました。
==========
まとめ
モチベーショングラフは自己分析を行うための1つの手法であり、活用することで過去の経験から培った価値観や考え方を理解することができます。モチベーショングラフを用いることにより、自身の人柄を再認識できるだけでなく、企業選びのための就活の軸にも活かすことが可能となります。作成自体は簡単にできるため、自己分析の第一歩として挑戦してみましょう。
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