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【例文あり】ガクチカで体育会・部活動経験をアピール!効果的な書き方と伝え方
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就職活動において、志望動機に並び重要と言われる「ガクチカ」。
この記事では、体育会学生がガクチカを作成するために気をつけるべきポイントや、強みを活かした例文をご紹介します。
ガクチカとは
ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」の略を指します。
就職活動中、エントリーシートや面接で必ずと言っていいほど質問される項目であり、企業の採用担当や面接官はガクチカを重要視している場合が多いです。
部活動での経験やスポーツを通じて得た学びは、ガクチカとして十分にアピールできるといえるでしょう。
なぜガクチカが重要なのか?
では、就活において「ガクチカ」はなぜ求められているのでしょうか?
企業が学生の人柄を知るため
採用活動において「自社に求職者がマッチするか」を企業は気にしています。
ガクチカの内容を確認することで、学生の考え方や目標に対する姿勢、ストレス耐性について知ることができます。
自身の強みを正しく伝えるためにも、ガクチカの書き方はかなり重要であるといえます。
学生時代の努力したことを言語化できる
「学生時代の経験をキャリアにどのように活かせるか」
このような質問をされた際に、自身の経験や培った能力を言語化できていないと回答が曖昧になってしまいます。
事前にガクチカとして準備しておくことで自分の強みを言語化し再確認することができるため、面接時に質問された際も自信をもって受け答えすることができます。
なぜ部活動経験がガクチカに活きるのか
体育会部活動やスポーツの経験は、企業にとって魅力的なものであるといえます。
魅力的と感じる点は「競技成績」ではなく、その「経験」です。
スポーツと仕事で共通する力がある
スポーツを通じて培った能力は、社会人スキルと共通している部分が多くあります。
※経済産業省が提唱する社会人基礎力
「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として、社会人基礎力で定義されている3つの能力・12の能力要素は、どれもスポーツでも必要な力であり、スポーツ経験の中で無意識に培われていることが多くあるからです。
詳細はこちらの記事でも紹介しています。
効果的なガクチカの作り方
ガクチカが選考において重要な要素であることが分かりました。
ここからは効果的なガクチカを作るための方法を紹介します。
自己分析を行う
ガクチカを作るためには、自分自身が培ってきた能力や考え方を正しく把握する必要があります。
自己分析を行うことで、「大切にしている価値観」や「モチベーション」など、自分自身のことを深く知ることができます。
特に、体育会系部活動に所属している学生のなかには、無意識のうちに培った強みがあることも多くあります。
自己分析をすることで今まで見えてこなかった強みを発掘できるため、就活期間中は繰り返し行うようにしましょう。
自分の経験を振り返る方法
1.スポーツや部活動での経験を書き出す
2.経験を選んで深掘りをする
2‐1.なぜそうしたのか?
2‐2.前後の変化
2‐3.経験で得たチカラや気づき
2‐4.今後どう活かしたいか
また、家族や親しい友人に他己分析(他者評価)をしてもらうことも有効です。
他己分析では、客観的な意見を知ることができ、知らなかった強みを発見できることもあります。
他己分析から見えた強みの例
部員から見た印象「困ったときに相談しやすい存在」
↓
副部長を務めていて、当たり前にしていた『練習中に積極的に声出しをしていたこと』が、他の部員のやる気につながっていたことを知り、周りを巻き込めることが強みであるとわかる。
強みや経験を伝わりやすく言語化する
自己分析から見えた“自身の強み”を活かすためには、誰にでも伝わりやすい文章にする必要があります。
具体的な部活動経験を抽象化し、一言で強みを伝えられるようにしましょう。
行動力場合
例文:チームで「やってみよう」と思い付いたことや監督から指示を受けたことを、チームの誰よりも即時に実行に移してきた。
スポーツ経験、部活動で培った強みの一覧、例文はこちらで確認しましょう。
その他、例文付きの掲載中の強み
行動力/継続力/リーダーシップ/コミュケーション能力/チャレンジ精神・チャレンジ力・挑戦力/忍耐力/傾聴力/分析力/課題解決力/決断力/目標達成力/責任感/協調性/柔軟性
PREP法を意識する
ゼロから文章を作ることは難しいため、「PREP法」という方法も検討しましょう。
PREP法とは、Point・Reason・Example・Point の頭文字をとった、分かりやすい文章構成を作るためのモデルです。
Point:要点(伝えたいこと)
Reason:理由(なぜそう思うのか)
Example:具体性(事例やデータ)
Point:要点(伝えたいこと)
初めに要点を伝えることで、聞き手に準備をさせることができます。話す順番が決まっていることで、話す側も着地を見失わずに話すことができます。
途中で内容に迷わないためにも、事前に伝えたい内容を整理するようにしましょう。
経験を仕事にどう活かせるかを加える
企業が重視しているポイントは、“部活動経験を入社後にどのように活かせるか”です。
部活動から得た強みを言語化するだけではなく、その経験が入社後にどのように活きるかをイメージできるような内容を意識しましょう。
また、入社に対する想いも重視されるポイントであるため、入社後の活躍に対する意欲で締めくくりましょう。
志望業界や職種に関連性を持たせる
最後に、もし可能であれば、自身の強みと仕事・業界との関連性を考えましょう。
例えば、コミュニケーション能力を強みとする人がいるとします。
- 工場の製造ラインで個人作業をする仕事
- チームで新規企画を考える仕事
どちらの仕事がこの人に向いていると言えるでしょうか?
ガクチカに志望業界や仕事内容を絡めることで、入社後の活躍をアピールすることもできます。
体育会経験のガクチカ作成や面接で伝える際のコツ
ガクチカはESだけでなく面接時に直接質問される場合があります。
ここからは面接時の伝え方のコツを3つ紹介します。
実績だけに偏らないようにする
強豪校で活動している選手に多い傾向として、実績だけをアピールしてしまうガクチカが挙げられます。
結果を残すことはもちろん素晴らしい経験ではありますが、企業は結果を出すための過程も同様に評価し、知りたいと考えています。
逆にいうと、目立った成績がない人や失敗した経験でも、目標や達成のために努力したことや過程、そこから学んだことを伝えることができれば、企業から好印象を受けることもできます。
実績だけではなく、目標や達成に向けた行動に具体性を持たせることも意識するようにしましょう。
専門用語をできるだけ避ける
ルール説明や練習内容を伝える際に、専門用語を多用しないよう注意しましょう。
専門用語を多く使用すると面接官が理解できず、興味を損ねたり、理解をしてもらえない場合があります。
なるべく専門用語を避けるほか、イメージしやすい例えを用いて伝わりやすくなるよう心がけましょう。
事前に面接対策をする
スポーツでは試合に勝つためには練習が重要になります。
面接も同様で、本番に向けた面接対策を行い、質問の受け答えを準備しておくことが可能です。
キャリアセンターや就活エージェントを利用して、十分に対策して面接に臨みましょう。
落ち着いて回答する
面接では、「ガクチカを1分で教えてください。」など、事前に準備していた内容がそのまま使えない場合も発生します。
焦って回答してしまうと、質問の意図と異なる回答になったり、矛盾した回答をしてしまう場合があります。
もし、すぐに準備ができない場合は素直に、「すみません、少し考える時間をいただけますか」と断りを入れ、回答までの猶予をもらうようにしましょう。
体育会経験を活かしたガクチカの例文
体育会経験を活かしたガクチカを書くポイントを解説しました。
ここからは、ポイントを抑えたガクチカの例を3つ紹介します。
①バレーボール部×リーダーシップ
私の強みは、リーダーシップです。
私は〇〇大学のバレーボール部に所属しておりキャプテンとしてチームをまとめました。
チーム目標として全国大会出場を掲げ、目標達成のために練習の「質」と「量」の改善に取り組みました。
練習の質の改善に関しては、開始前にその日の練習で意識するポイントを話し合い、全員が同じ目線で練習に取り組めるようにしました。
練習の量の改善に関しては、休憩時間とのメリハリをはっきりさせ練習時間を確保したほか、体育館が利用できない曜日は他校と合同練習を組み、練習環境の整備を行いました。
結果として、目標の全国大会出場を達成できただけでなく、チームの絆を深めることができたと思います。
貴社に入社後も、課題に対して率先して動くことで回りを巻き込んだ活躍をしたいと考えております。
⓶ラクロス部×分析力
私の強みは分析力です。
私は〇〇大学でラクロス部に所属しております。
高等学校時代は野球部に所属しておりましたが、大学進学を機に新たな競技に取り組みたいと考え、ラクロス部に入部しました。
私の所属するラクロス部では全員が未経験からラクロスを始めており、そのなかでレギュラーになれるよう自身のプレー課題分析に時間を多く費やしました。
また、分析を行うなかで課題だけでなく、確実に点に繋がっている勝ちパターンを発見し、突き詰めて練習をすることでチームの得点源の一つとなりました。
目標としていたレギュラー定着も、2年生に学年が上がるタイミングで達成することができました。
貴社への入社後も、自身の課題分析を怠らず、常に上昇志向を持って業務に取り組みたいと考えております。
③野球部×企画力
私の強みは企画力です。小学校3年生から大学4年生までの13年間、野球競技をしており、高校時代はキャプテンを務めました。
当時の野球部員の多くが、中学時代に野球部だったからといった理由で野球を続けており、練習への主体性が見られない状況でした。
そこで、強制ではなく自発的に部員が練習できる雰囲気作りが重要であると考え、ゲーム感覚で取り組めるリレー形式のランニングトレーニングや、練習後の⾃主練を実施しました。
また、選手によって熱量の差があったので一人ひとりと話し合い、本人の悩みを聞いたり、下の年代の選手ものびのびプレーができるように雰囲気を作り上げました。
結果、チームの雰囲気も改善し競技⼒が高い選手がいるチームではなかったですが、夏の選手権大会では第一シードを獲得するほどのチームに成長しました。
この経験により、課題を克服するための企画力が培われたと考えております。
貴社への入社後も、売り上げ拡大の突破口となるような企画立案や施策実施に尽力したいと思います。
ガクチカで悩んだら相談しよう
「ガクチカをどう書いたら良いか分からない」とお悩みの方は、抱え込まず周りに相談するようにしましょう。
ガクチカについて相談できる相手は大きく3つあげられます。
①学校のキャリアセンター
大学や専門学校には学生のキャリアサポートをするための場所があります。通っている学校のサービスのため、利用しやすいことがメリットのひとつです。
ただ、多くの学生の相談を受けている場合、一人一人に割く時間が少なくなることもあるので、余裕をもって利用するようにしましょう。
②就活エージェント
就活エージェントは、就職したい学生と採用したい企業を結ぶサービスです。
一人一人に担当のキャリアアドバイザーが就き、希望する業界や職種、働き方に合う企業を紹介してくれます。
求人紹介だけでなく、自己分析や自己PR、面接対策などを一貫してサポートしてくれるエージェントも多くあります。
評判や口コミ、得意としている業界などを調べたうえで、活用しましょう。
また、部活動に所属している体育会学生専門の就活エージェントもあり、体育会学生の就活を知り尽くしたプロに相談をすることも可能です。
部活動経験をガクチカにしたい方は積極的に活用しましょう。
体育会学生専門の就活エージェントを見てみる
「でも、エージェントって怪しそう」と感じる方はエージェントのリアルを解説しています。
気になる方はこちらの記事をご覧ください。
③同期や家族
身近な相談相手として、家族や友人、部活動のメンバーなどが該当します。
就職活動をプロではありませんが、日ごろからあなたのことを近くで見ている存在のため、自分の知らない一面を教えてくれることがあります。
また、一緒に就活を進めている仲間ができることで、情報交換やモチベーション継続にもつながるため、同期に相談することもおすすめです。
「知り合いにまだ内定がないことを知られたくない」という方は、前に紹介したキャリアアドバイザーやエージェントを活用しましょう。
まとめ
ガクチカは自身の強みをアピールできる機会であり、しっかりと対策することで他の就活生に差をつけることもできます。
まずは自己分析を行い、自身の強みを理解したうえで、伝わりやすいガクチカを作成しましょう。
また、ガクチカは作って終わりではありません。
応募企業ごとにカスタマイズしたり、面接対策を行うことで、より内定獲得に近づくことができます。
一人で就活を進めるのが不安な方は、キャリアセンターや就活エージェントに相談してみましょう。
体育会学生の就活サポートなら!マイナビアスリートキャリア
マイナビアスリートキャリアでは、体育会学生に特化したアドバイザーが、自己分析から内定獲得までサポート。
部活動経験などを通じて得た、強みやアピールポイントを一緒に考えます。
また、試合期間や教育実習期間を考慮して就活を進めることができます。
就活に出遅れた、と感じる方も大丈夫。
エージェントを活用して、効率よく就活を進めましょう。
※他のエージェントとの併用や自分自身で進めている選考と並行した利用もOKです!
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