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体育会学生が就活に有利は本当?部活動を活かした就活や企業が求めるポイントを解説
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「体育会系の部活動に所属する学生は就活で有利になる」
といった話を耳にしたことがある学生も多いのではないでしょうか。
この記事では、
- 体育会学生の就活の実情
- なぜ体育会系の部活動に所属している学生が就活に有利だと考えられるのか
- 部活動経験を就職活動に活かす方法
- 体育会学生が就活に成功するコツ
について解説していきます。
- 「体育会系」とは?
- 体育会系とは
- 体育会系に対するイメージ
- 体育会学生が就活に有利になる理由
- 企業が体育会学生を採用する理由
- 体育会系に求められる能力
- 逆に不利になる場合もある
- 不利な理由①:就職活動の準備不足
- 不利な理由②:強みを言語化できない場合が多い
- 不利な理由③:スタートに出遅れてしまう
- 効率性を求めるなら就活エージェントを使おう
- 就活を有利に進めるために必要な準備
- 全体スケジュールの把握
- 自己分析の深掘り
- 自己PRの作成
- 面接対策
- 体育会系企業が多い業界
- 商社
- 不動産
- 広告代理店
- メディア
- ベンチャー企業
- 体育会学生=体育会系企業だけではない!
- 体育会学生の就職先とは?
- 体育会学生は積極的にエージェントを活用しよう
- まとめ
- 体育会系の就活支援ならマイナビアスリートキャリア
「体育会系」とは?
体育会学生が就活に有利になるか解説するためには、「体育会系」の定義について理解する必要があります。
まずは、「体育会系とはなにか」「企業は学生にどのようなイメージを持っているか」を解説します。
体育会系とは
一般に「体育会系」は大学の運動部に所属している学生を指します。
多くの場合、大学の部活動は、「体育会」「準体育会」「サークル」に分かれ、体育会は大学が公認で認めている競技団体の一つです。
高校までの競技経験を活かしスポーツ推薦で入部する学生もいれば、カレッジスポーツを大学生から始める学生もいます。
また、精神論や根性論、上下関係を重視する傾向・体質を持つ人や組織のことも体育会系と呼ぶこともあります。
今回は運動部に所属している学生のほかに、準体育会やサークルなどスポーツに携わっている全ての学生を「体育会学生」とします。
体育会系に対するイメージ
体育会学生が所属している部活動は、良い成績を残すために日々練習を行っています。
一概には言えませんが、体育会学生に持たれるイメージとして、
・元気でハキハキしている
・努力を続けることができる
・結果に対して貪欲である
・真面目で素直である
・忍耐力がある
といった特徴があります。
どれも企業で働くうえで重要となるスキルであるため、これらを身に着けている体育会学生は就職活動で有利になると考えられています。
体育会学生が就活に有利になる理由
体育会学生は企業が求めているスキルを身に着けていることが多いため、就職活動でもポジティブな印象を与えやすいです。
ここからは「なぜ体育会学生が就職活動で有利になるか」をさらに深掘りをし、就職活動を進める際に必要となる準備を解説していきます。
企業が体育会学生を採用する理由
先ほどの体育会学生に対するイメージにもあったように、体育会学生の社会人基礎力を評価する傾向があります。
社会人基礎力とは、2006年に経済産業省が提唱した能力です。
「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つの能力(12の能力要素)から構成されており、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」
引用元:社会人基礎力|経済産業省
そして部活動を通じて培われる能力は、社会人基礎力の構成要素とリンクしている部分が多くあります。
一例
・「前に踏み出す力」=目標に向け練習にひたむきに取り組む
・「考え抜く力」=上手くいかない理由を分析し修正する
・「チームで働く力」=チーム一丸となって目標達成を目指す
また実際に、マイナビアスリートキャリアが2021年に実施したアンケート調査でも企業が体育会学生を評価していることが分かります。
一般学生と比べて体育会学生を高く評価している点としては、「規律性」「実行力」「ストレスコントロール力」「主体性」があり、他の項目でもマイナスな印象は少ないです。
※ マイナビアスリートキャリア調べ「最終面接官経験者アンケート(2021年 / N572)」
体育会系に求められる能力
「目標達成に向けて努力できること」や「チームワークを大切にできること」の他にも、企業が体育会学生に求めることはあります。
ここでは、マイナビアスリートキャリアが調査した、「企業がアスリートに期待していること」を3つご紹介します。
①誠実さ・真面目さ
企業に入社後は大小にかかわらず、仕事を任されることとなります。
与えられた仕事に対して責任感を持って取り組める人や、手を抜かず愚直に努力できる人は高評価を受けることができます。
これまでスポーツに打ち込んできたことが、誠実さや真面目さに繋がっていると言えます。
②礼儀正しさ
仕事は複数人と協同するため、人とコミュニケーションを取る機会も多くあります。
同じ会社の上司はもちろん、取引先企業に失礼のないように接することが求められます。
体育会の上下関係を重んじる文化は社会人でも活きると言えます。
③協調性
チームスポーツでは、周りの人と声掛けを行い連携を取ることが重要となります。
また、練習中の雰囲気づくりのために声出しをすることも多く、コミュニケーション能力が高い体育会学生も多いです。
仕事においても、チーム内だけでなく、他部署の人や取引先企業の担当者とも連携をする必要があります。
体育会学生の持つ協調性は、仕事でも活かせる能力のため、企業が期待していることの一つです。
このように、部活動で身に着けた能力は仕事と密接にリンクすることが分かります。
ただし、体育会学生だからといって、すべての方が上記のような能力を備えているわけではないことも理解すべきポイントです。
人によっては業務内容が合わず、辞めてしまう人もいるため、「自分は体育会系だから大丈夫」と安易に考えるのではなく、自己分析と企業研究をしっかりと行い、ミスマッチのないようにしましょう。
逆に不利になる場合もある
体育会学生が有利になる理由をお伝えしてきましたが、逆に就活で不利になる場合もあります。
ここでは不利になる理由を2つ紹介します。
不利な理由①:就職活動の準備不足
多くの体育会学生は部活動・授業・アルバイトなど忙しい生活をしていると思います。
- 「大会で良い結果を残すために練習を休みたくない」
- 「卒業のための単位取得が遅れており、周りよりもコマ数が多い」
- 「合宿参加のためアルバイトの時間を増やしている」
など、就職活動を後回しにしてしまう環境にある場合、事前準備に時間を割けず、強みを活かしきれない可能性が高くなります。
これまでの体育会経験を就職活動で最大限発揮するためにも、事前準備からしっかりと時間をかけるようにしましょう。
不利な理由②:強みを言語化できない場合が多い
体育会学生が就職活動でつまづくポイントとして、強みをうまく伝えられないことがあります。
せっかく就職活動で武器になる体育会経験も、採用担当者に伝わらなければ意味がありません。
自己分析した内容を言語化し伝えられるように、添削や面接対策の時間を十分にとりましょう。
不利な理由③:スタートに出遅れてしまう
一般的な就職活動のスケジュールは大学3年生の4月~6月頃から始まると言われ、早い人は大学1・2年生から準備をスタートさせています。
体育会学生は練習や合宿、大会参加など、大学の授業に加えて就活に割くことのできる時間が少なく、本格的な就活のスタートが遅れてしまう場合があります。
周りから出遅れて焦らないためにも、スケジュールの棚卸しをして、少しづつ隙間時間に進めるようにしましょう。
効率性を求めるなら就活エージェントを使おう
また、効率的に就職活動を進めたい方は、一人で進めるのではなく、就活エージェントを利用することをおすすめします。
就活エージェントは学生と企業をつなぎ、内定獲得に向けてサポートをします。
就活エージェントのなかには、企業の紹介だけでなく、自己分析や自己PR添削、面接対策を一貫して実施してくれるものもあります。
利用する際には、口コミや評判を調べたうえで、自分に合いそうなサービスを選ぶようにしましょう。
特に、体育会学生は就活エージェントの活用をおすすめします。
体育会特化の就活エージェントも多くあり、
- 体育会学生の就活のプロがキャリアアドバイザーしてサポートしてくれる
- 練習を休まないで済むよう面接時間をオフの日に合わせてくれる
など、忙しい体育会学生の就職活動の強い味方となります。
こちらの記事で、体育会学生の就活に特化した就活エージェント一覧を紹介しています。
気になる方はぜひチェックしてみてください。
就活を有利に進めるために必要な準備
体育会学生が就活を有利に進めるために必要な準備は、主に4つあります。
ここからは絶対にしておきたい準備について解説します。
全体スケジュールの把握
まずは、就活の全体スケジュールをざっくりと把握しておくことが必要です。
就活を進めるにあたりどのようなプロセスがあり、それぞれどのくらい時間がかかるか確認しましょう。
就活スケジュールは内定まで短くて半年、長くて1年半ほどです。
「就活解禁」と呼ばれる3月1日までには準備が必要です、3月からのスタートでは出遅れてしまうため、注意しましょう。
また、近年ではインターンシップに参加することで就職活動を有利に進めることができる傾向があります。
体育会学生にとって、夏季休暇や冬期休暇の期間は合宿や遠征で就職活動の時間を取りづらいと思います。
インターンシップに参加できないことが不利にならないように、就職活動の準備だけでも事前に取り掛かりましょう。
自己分析の深掘り
自身の強みを知るための自己分析にもしっかりと時間をかけましょう。
これまでの経験を分析することで、就活の軸も定まりどのような業界職種に就職するべきか明確になります。
また、自己分析だけでなく他己分析を行うことで客観的に自身のことを知ることも可能です。
「なぜ自己分析が重要なのか?」詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
自己PRの作成
自己分析で強みを理解したあとは、履歴書やエントリーシートに記載する自己PRを作ります。
自己PRでは単に強みを紹介するだけでなく、目標や思考プロセスを織り交ぜた方が好印象となります。
作成後は誤字脱字がないか確認するだけでなく、伝わりやすい文章になっているかも確認し、添削をするようにしましょう。
例えば「リーダーシップ」をアピールする場合、
「私はサッカー部のキャプテンとしてチームをまとめた経験があり、リーダーシップが強みです。」
「私は50名所属するサッカー部のキャプテンを務めました。全国大会出場を目標とし同じ方向を向いてチームを率いた経験もあり、リーダーシップが大きな強みであると考えております。」
では、後者の方が具体性がありリーダーシップの強みも伝わりやすいです。
ほかにも、スポーツ経験を活かした自己PRの作り方を解説しているので、こちらの記事もぜひご覧ください。
面接対策
エントリーシートが通過し選考が進むと、企業の採用担当者と面接することになります。
面接では、「志望理由と熱意」「どのような人柄か」「会社にマッチしそうか」を判断しています。
受け答えの準備をしていないと、取り繕おうとして回答に整合性がなくなる場合があります。
事前に想定される質問に対する回答を用意しておくほかに、就職活動の軸を持っておくと発言に一貫性が生まれ好印象を与えることができます。
また、「逆質問」という学生が企業に質問するターンもあります。
「質問を用意していない」「ホームページに記載のある情報を質問する」など準備不足だと減点となる場合があるため、必ず5つほど質問を用意して面接に臨みましょう。
面接対策は大学のキャリアセンターや就活エージェントを利用して練習できるので積極的に活用しましょう。
体育会系企業が多い業界
「どの業界に絞るかなかなか決められない…」
「体育会の経験を活かして就職したいけど、どの業界を狙うか分からない」といった方のために、体育会系出身者が多いとされる業界をご紹介します。
商社
商社には多種多様な商品・サービスを取り扱う総合商社とある分野に特化した専門商社があります。
どちらも売りたい相手(会社・個人)と買いたい相手(会社・個人)を結び付けるような仕事です。
営業として目標に対する意識が大切になるほか、コミュニケーション能力や体力を活かすことが可能です。
不動産
不動産業界は、「建設」「販売」「賃貸」「管理」の4種類に大別できます。
4種類全てを1社やグループ会社で完結する企業もあれば、いずれかを生業としている会社もあります。
営業力が重視されることから、体育会出身者の持つコミュニケーション能力が活躍する業種です。
広告代理店
集客をしたい・企業認知を広げたいなどを考えたときに、企業に代わって広告配信の手配をする企業です。
広告は紙・WEB・メディアなど多岐にわたっており、ある分野に特化した専門的な広告代理店もあれば、企業のニーズに合わせて媒体を調整する総合的な広告代理店もあります。
広告主や制作会社など多くの人と関りながら仕事を進めるため、チームワーク力を活かすことができます。
メディア
テレビや雑誌・新聞など、世の中に情報発信している媒体を扱う業界です。
映像・音声・文字などを用いて、情報を伝えるための記事や番組、コンテンツなどを制作します。
最新情報を追い求めるために各地を飛び回ることもあるタフな仕事なため、体力が重要になります。
ベンチャー企業
会社の立ち上げ期は様々なことを少人数で対応するので、自然と労働時間が長くなります。
事業拡大の実感が持ちやすいので、やりがいが大きい反面、責任やプレッシャーも大きいことも特徴です。
会社立ち上げという目標に向けて努力をすることはスポーツとも似ており、体育会出身者が活躍できる場であると考えられます。
体育会学生=体育会系企業だけではない!
体育会学生のすべてが、体育会系企業に就職するわけではありません。
「体育会学生だから」と、ひとくくりにするのではなく、ひとりひとりに向き不向きがあるので、希望や適性に合わせて業界を選ぶようにしましょう。
体育会学生の就職先とは?
では、実際にスポーツ経験のある学生はどのような仕事に就職しているのでしょうか。
体育会学生は、体育会系企業に限らず、様々な業界・企業で活躍しています。
就活体験談では、マイナビアスリートキャリアを利用し内定を獲得した方にインタビューした内容を発信しています。
体育会学生の就活に対する向き合い方や、大切にしたポイントに興味がある方はぜひご覧ください!
体育会学生は積極的にエージェントを活用しよう
「準備の大切さは分かったが忙しくて時間が取れない」
「何から始めたらいいか分からない」
といった方も多いと思います。
その場合は一人で抱え込まずに、就活エージェントに相談することをおすすめします。
エージェントでは自己PRの添削だけでなく、自己分析の深掘りや面接対策も対応してくれるため、就活を進めるうえで強い味方となります。
無料で利用できるため、まずは相談相手として活用してみましょう。
特に、体育会特化のエージェントであれば、体育会学生の就活のプロがあなたの就活をサポートしてくれます。
まとめ
「体育会系が就職に有利である」という話は、就活を楽に進められるというわけではなく、体育会経験が就活の武器になるというニュアンスが近いということが分かりました。
自分の経験を活かすためには自己分析などの準備も必要になってきます。
学業と部活動の両立で日々忙しいとは思いますが、就職活動を有利に進めるために、必要な準備をしてから臨むようにしましょう。
体育会系の就活支援ならマイナビアスリートキャリア
マイナビアスリートキャリアでは、体育会学生に特化したアドバイザーが、自己分析から内定までサポート。
部活動経験などを通じて得た、強みやアピールポイントを一緒に考えます。
また、試合期間や教育実習期間を考慮して就活を進めることができます。
就活に出遅れた、と感じる方も大丈夫。
エージェントを活用して、効率よく就活を進めましょう。
※他のエージェントとの併用や自分自身で進めている選考と並行した利用もOKです!
マイナビアスリートキャリアでは
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