就職・転職ノウハウ

高卒の転職は厳しい?転職したい人向けに進め方や内定獲得のコツを紹介

「転職したいけど高卒を受け入れてくれる会社はある?」
「転職活動をどう進めればいいか分からない」
など、キャリアに悩んでいる人も多いと思います。

この記事では、高卒で転職したい人に特化して、転職活動の進め方や成功させるためのコツを紹介します。

高卒で転職するためには

高卒で入社した会社から転職するには
厚生労働省が公表した新規学卒就職者の離職状況(令和3年3月卒業者)によると、高卒就職者の38.4%が3年以内に離職しており、高卒で入社した会社から転職を考えている人も多いと考えられます。まずは、学歴や職歴に不安がある高卒の人が転職活動を行う際に意識したいポイントを紹介します。

なぜ転職したいのかを明確にする

  • 今の仕事にやりがいを感じられないため
  • 給与アップを目指すため
  • キャリアビジョンを達成するため

など、転職を考えるきっかけは様々だと思います。そもそもなぜ転職しようと思ったのか、動機を明確にすることで、転職することが最善の選択なのかを整理することができます。特に早期離職を考えている場合、転職理由が整理されていないと転職先でも同じように早期離職をしてしまう可能性があります。入社後にミスマッチが起こさないためにも、転職後の企業に求める条件を定めておきましょう。

転職の軸を作る

なぜ転職したいのかを整理したあとは、転職活動において重視している条件転職の軸)を整理します。転職の軸を作ることで、ミスマッチを防ぐだけでなく、応募する企業を効率的に探すことができます。自己分析を行った結果を基に、転職活動で絶対に譲れない条件を明確にしておきましょう

転職活動での自己分析方法転職の軸の作り方はこちらの記事で詳しく解説しているので、併せてご覧ください。
転職活動における自己分析のやり方と重要性
転職活動の軸って?考え方や決め方のコツから面接時の答え方まで解説

書類添削をする

転職活動を成功させるためには、選考対策を十分に行うことも重要です。転職活動では職務経歴書や履歴書といった企業に提出する書類があり、誤字脱字や記載の不備などのミスがあるとネガティブな評価を受ける可能性があります。作成した書類は必ず添削し、ケアレスミスによる減点を防ぐようにしましょう。

面接対策を徹底する

採用面接では、応募者の人柄やアピールポイントを質問されるだけでなく、その会社の選考を受けた志望動機や、なぜ転職を考えたのかについても聞かれます。事前に面接対策ができていないと、回答が曖昧になってしまうほか、一貫性のない答えとなってしまい高評価をもらえない可能性があります。

  • 自己PR
  • 志望動機
  • 転職理由
  • 転職の軸
  • 実現したいキャリアプラン
  • 入社後どのように働きたいか

など、採用面接でよく聞かれる内容は必ず回答を準備しておきましょう。また、想定外の質問をされた際には、焦ってすぐに答えるのではなく、質問の意図を汲んで答えるよう心掛け、必要があれば「すいません、少し考えさせてください」と断りを入れたうえで考えを整理してから話すようにしましょう。

転職エージェントを活用する

株式会社マイナビの運営しているマイナビ転職で「高卒OK」「週休2日制」の条件で掲載されている求人は10,813件(2025年2月18日時点)あり、数多くの求人から自分に合った求人を探す必要があることが分かります。転職エージェントでは、希望条件を伝えることでその条件に合う求人をピックアップして紹介してもらうことができます。また、書類添削や面接対策にも対応してくれるため、初めての転職で不安な人でも安心して転職活動を進めることができます

転職エージェントを利用する際には自分に合ったサービスを選ぶことも重要となります。こちらの記事でおすすめの転職エージェントを紹介しているので、併せてご覧ください。
第二新卒で転職したい人必見!転職サイトの選び方とおすすめサービスを紹介します
体育会系特化の就活サイト・エージェントおすすめ15選

転職しやすい業界の特徴

転職をしやすい業界の特徴
ここまでは転職活動を進める際に押さえておくべきポイントを紹介しました。ここからは、転職の難しさを表す指標である「有効求人倍率」に着目し、キャリアや経歴に不安がある人でも内定を目指しやすい業界を紹介します。

有効求人倍率とは

有効求人倍率とは、厚生労働省から発表される「公共職業安定所(ハローワーク)の求職・就職の状況をもとに算出される、求職者と求人の比率をまとめたもの」です。有効求人倍率が高いほど人手不足になっていると考えられ、選考基準を緩和してでも採用をしたいと考えている会社も多い傾向にあります。
この記事では厚生労働省が発表している「有効求人・求職・求人倍率(令和4年6月)」をもとに有効求人倍率を記載して紹介しています。

介護業界

36介護サービスの職業:有効求人倍率【3.12】
介護業界は人手不足が深刻な業界の1つです。少子高齢化が進んでおり介護職の需要が高まっているだけでなく、仕事内容やシフト制であることから求職者からの応募が多くないことが有効求人倍率を高めている要因となっています。勤務地は、特別養護老人ホームや有料老人ホーム、グループホームなどで、選択肢が多いことも転職活動ではポジティブとなります。近年では「介護処遇改善手当」と呼ばれる公的な制度もスタートしており、待遇面の不安も払しょくされつつあることもおすすめポイントです。

建設業界

70建設躯体工事の職業 :有効求人倍率【6.77】
建設業界も人手不足が顕著になっています。特に、躯体(くたい)工事と呼ばれる建物の基礎を造る仕事での有効求人倍率が高くなっており、建設業に対するイメージや肉体労働を伴うことが人手不足を招いている要因であると考えられます。また、「働き方改革関連法」により時間外労働が少なくなっている一方、納期に間に合わせるために人手が欲しいという事業所も増えているため、有効求人倍率が高くなっていると言えます。建設業は自分の造った建物が後世に残り続けることがやりがいである言えるため、目に見える結果を残したいと考えている人におすすめの業界です。

飲食・小売業界

39飲食物調理の職業:有効求人倍率【2.36】
40接客・給仕の職業:有効求人倍率【2.51】
飲食店や小売販売店も有効求人倍率が高い傾向にあります。一般消費者が顧客となる業種(BtoC)では、土日祝が書き入れ時であるため、休日や終業時間が不定期になることが多くあります。一方で、これまで接客業でアルバイトをした経験のある人は、その経験を転職活動に活かすことができ、経験者として優遇される可能性もあります。コミュニケーション能力が強みの人や、マネジメントについて学びたい人は飲食・小売業界への転職を目指してみましょう。

製造業界

52金属材料製造等 :有効求人倍率【3.10】
工場に勤務し金属を加工する製造業も有効求人倍率が高くなっています。細かな部品を製造する工場から組み立てを行う工場まで、任される仕事は職場によって様々です。製造業の工場勤務では黙々と作業を進める環境であることも多く、人付き合いが苦手な人でも気を使いすぎず働くことができる点がメリットであると言えます。逆に、単純作業の繰り返しが苦手な人には合わない可能性もあるため、自己分析の結果をもとに判断するようにしましょう。

まとめ

いかがでしょうか?高卒は全く転職できないわけではなく、対策を十分に行うことでキャリアアップを目指すことが可能と言えます。転職活動を始める前に、まずはその転職によって何を達成したいかを考え、転職はあくまでも手段であるということを忘れないようにしましょう。実際に転職活動を進めていく際には、自己分析を行い、転職の軸を定めるようにしましょう。また、書類添削や面接対策に時間をかけ、選考通過率を上げられるような工夫をしましょう。転職エージェントを活用することで効率的に転職活動を進めることが可能なため、必要があれば相談するようにしましょう。

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