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【祝】人材育成プログラムを受講した富士大学が総理大臣杯優勝!
2023年9月に実施された
第47回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントにて
選手の基礎能力を向上させる
人材育成プログラム(DC ONLINE for TEAM)を
令和4年度に受講いただいた富士大学が初優勝をおさめました!
東北勢の優勝は大会史上初めての快挙です!
素晴らしい優勝をおさめた富士大学サッカー部の高鷹雅也監督は
『サッカーを通じて競技力の向上だけではなく、人間力も向上させるべき。する側だけではなく、させる側(支える側)にもなれる人間に。』と語っています。
そんなサッカー部が本セミナーから何を学び、どんな場面で学びが活きたのか、監督や選手にインタビューしました。
基礎能力を向上させる 「DC ONLINE for TEAM」について
このように、本プログラムは社会人基礎力(非認知能力)という、競技技術以外の部分において、選手の人間的基礎能力、思考力の向上を図るプログラムとなっています。
プログラム導入の背景
今回、富士大学において本プログラムの導入を検討いただいたスポーツ振興アカデミー長の内城寛子先生にお伺いしました。
内城寛子先生:
富士大学は学生アスリートが多く、2017年よりスポーツ振興アカデミーを設置しています。
学生にはスポーツを通じて競技スキルだけではなく、知性も育むことで、スポーツを通じて豊かな社会生活を送る、社会の創造に貢献するような人間になってほしいと思っています。
今回、大学スポーツ協会(UNIVAS)からお話をいただいた際もそのような活動をより良いものにするために何かできないかと考えていたタイミングでした。
当初は各部の代表者を集めてプログラムを実施しようかと思っていましたが、ご案内いただいた際に「チームで参加することの意義」などを伝えていただき、まずは私が受け持つテニス部と高鷹さんの受け持つサッカー部ではじめてみませんかとお誘いしたのがきっかけです。
1回目のセミナーから積極的に受講する学生たちの反応を見て「これは何か変化がおきるな。」と思いました。
このようなセミナーで、競技力だけではなくて学生アスリートがキャリアや全ての面で、良い流れをつかむきっかけになったらと思っています。
受講いただいたテーマ
富士大学サッカー部のみなさんには、
テニス部と合同で6つのテーマを受講いただきました。
1回目 主体性
自主性と主体性の違いを理解し、主体的に動くためのイロハを学ぶ
2回目 挑戦し続ける力
目的に向かって前向きに挑戦する習慣を身に付けるために必要な力
3回目 セルフコントロール
「逆境力」にフォーカスして、困難な状況に対応できる思考力
4回目 計画力
目標達成や課題の解決に向けたプロセスを明らかにし、準備する力
5回目 課題発見力
現状を分析して目的や目標を明らかにする力
6回目 生き抜く力
自分の強み弱みを自覚し活かして、自分を進化させながら前向きに歩む力
優勝後インタビュー
プログラムの基礎編(全6講座)受けていただいた後、9月の総理大臣杯では優勝を果たしたサッカー部。
では実際、各セミナーを通じて選手自身はどのような学びを得て、どのような場面で学びを活かせたと感じているのか。
今回は選手の皆さんと高鷹雅也監督にインタビューさせていただきました。
各セミナーの学びが活きたポイント(選手より)
Q.基礎編6回の各セミナーで一番印象に残っているセミナーはなんですか?
【福山さん(4年生)/ゴールキーパー】
「計画力」です。
どのように計画を立てたら良いのか、時間の使い方の大切さなどを知ることが出来たからです。
来年からは社会人になるので今よりも計画力が必要だと感じることができました。
【村上さん(4年生)/学生コーチ兼マネージャー】
私はマネージャー兼学生コーチとして日々活動しています。
印象に残っているセミナーは、「主体性」です。
今シーズンはより主体的にチームを運営していく方針に決まったのも、このセミナーにおいて主体性の重要性を認識できたことがあります。
初めての試みで分からないことや多くのミスもありましたし、現在も完璧な運営をできている訳ではありませんが、監督、コーチのサポートによってこれからも主体性を持って日々の活動していき、来年以降も主体性をキーワードに活動していくチームになっていけば良いなと感じています。
【本宮さん(2年生)/ディフェンス】
2回目の「挑戦し続ける力」が1番印象に残っています。
高校生の時によく監督やコーチが挑戦という言葉を口にしたという言葉だったこともあり、大学に入ってもどんな状況でも挑戦し続けるというのは自分の中のテーマでもあるからです。
【折口さん(4年生)/ゴールキーパー】
2回目の「挑戦し続ける力」がとても印象に残っています。
Q.練習や試合の場面で活きたなと思うことはありますか?
【福山さん(4年生)/ゴールキーパー】
計画力という点では、練習が始まるまで準備時間や試合が始まるまでの準備計画を事前に立て、自分のプラン通りに出来るようになりました。
【村上さん(4年生)/学生コーチ兼マネージャー】
活きたポイントとしては、シーズン初めに『セミナーをもとに明確な目標を立てようとリーダー達で行動した点』です。
今シーズンは『全カテゴリー全国大会2勝』という目標を掲げ、それに向かって日々トレーニングしていました。
目標を明確に持ったことにより練習中に、選手達の口から「全国2勝以上を目指す」という声を日々耳にするようになりました。
明確な目標を持つことは日々のモチベーションアップに繋がり、そしてトレーニングの質や試合への挑み方は向上した思います。
また、セミナーでもありましたが、自らの課題を発見する力も身に付いたと実感しています。各自の課題に向き合うことで、授業の空コマなどで自主練習する学生が増えたと感じました。
【本宮さん(2年生)/ディフェンス】
「挑戦し続ける力」というセミナーを通じて、毎日の練習から『出来ない事に常に挑戦して出来るようにしよう』とするという意識が高まりました。
自分自身は全国大会という舞台をほとんど経験した事はありませんでしたが、総理大臣杯では恐れる事なくしっかりと挑戦することができ、全国優勝という結果を残すことが出来ました。
【折口さん(4年生)/ゴールキーパー】
1回の練習、1回の試合への挑み方、考え方が変わったと思います。
セミナーを受ける前までは「上手くなりたい」「勝ちたい」といった漠然とした考えで練習や試合をしていました。
その考えも悪くはないと自分では思ってはいますが、それだけでは上手くなるため、勝つために必要な明確な答えが見つからないなと感じていました。
また、今振り返ると、以前の自分は自身の課題について、練習時と試合時では毎回バラバラになってしまっていたなと思います。
今回「挑戦し続ける力」というセミナーを受けて、いつもなら自分の課題がうまくいかなかったりした際は、すぐ別の課題に取りかかっていましたが、『失敗してもやり続けること』が今の自分には足りないものだと見つめ直すことができ、練習でも試合でもたくさん挑戦してたくさん失敗しようと思えるようになりました。
「挑戦し続ける力」というのは、失敗してもその失敗を受け入れることが、次の成長へと変化するという考え方をこのセミナーを通じて学び、身に着けることができたと感じています。
それはサッカーだけでなく、これからの生き方にも活用できる考え方なので良かったと思っています。
各セミナーの学びが活きたポイント(監督より)
Q.今回の各セミナーを通じて、選手自身の変化は感じましたか?
元々サッカー部では、「競技をする側だけではなく、させる側(支える側)にも立ち回れる選手になってほしい」と日々選手に伝えています。
なので、練習や試合だけではなく、ボランティア活動やサッカー教室、審判活動など、グラウンド外での活動にも積極的に取り組んできました。
グラウンド外での活動は競技力の向上だけではなく、人間力の向上にもつながると私は考えています。
だからこそ、今回のセミナーのお話を頂いた時も、選手自身が何か知識を得るための一つの手段になると思いました。
「セミナーを受けたから劇的に変わった!」というような目に見える変化は正直分かりませんが、選手同士での会話や日々の練習などで、セミナーで講師の方にお話し頂いていたキーワードなどは耳にするようになりました。
きっと選手自身が、意識して日々を過ごすきっかけになったのでは、と思っています。
例えば、今回の全国大会は5試合ありました。
やっと声出し応援がOKになったこともあり、今回は他の試合を見る勉強も兼ねて部員全員で応援に行くことに決めました。
初めは各々が応援をしていたような状況だったのですが、試合を重ねるごとに応援のクオリティも上がっていたんです。
準決勝のときは「練習したのか⁈」って思うくらいまとまっていて(笑)。
出場していない選手やスタッフたちが、自主的にした行動だったので、今回のセミナーのキーワードにもなっていた「主体的に考えて動くこと」が表現できた場面だったと思います。
そう考えるとセミナーを受けたことが『チームづくり』に生きていると感じます。
各セミナーを通じた学内での変化(内城寛子先生)
現在は硬式野球部と女子ソフトボール部でプログラムを実施しているのですが、
セミナーを1回実施するために硬式野球部や女子ソフトボール部以外の部活動の先生や指導者の方が関わってくださっています。
どの部活動に実施するのか、内容はどうなのかなどを各部活の先生たちと話すうちに、いつもなら立ち話で終わるような各部の悩み事などを、改めて話すきっかけになっているので、プログラム(各セミナー)を実施することによって、教職員のコミュニケーションの部分で学内にもいい変化があったように感じています。
まとめ
基礎編6回(応用編は別に6講座あり)の各セミナーを通じて、選手が自身の行動を見直すきっかけとなり行動が変わっていったことでチーム全体に影響していったのではと感じました。
また、今回のプログラム導入と各セミナーの実施を通じて、大学全体を巻き込んだ活動となり、サッカー部以外にも好影響を与えるきっかけになったことは嬉しく思います。
現在、富士大学ではサッカー部以外にも硬式野球部、女子ソフトボールで同様のプログラムを受講いただいています。
今後も様々な体育会学生に本セミナーを受けていただけるよう、活動してまいります!
導入までの流れ
プログラムの概要や各セミナーの詳細を聞いてみたい、導入を検討したい場合は以下までお問い合わせください。
担当がお伺いさせていただきます!